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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章五部アースフィリアへの船旅
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五話海賊との戦闘1

海賊船

明日奈達が乗っている旅客船、これを狙う物達がいた

「おい、ねーちゃんあの船を狙えば良いんだな?」

「えぇそうよ、私があの船に乗っている妖狐族の女の子に用があるの、あなた達には時間稼ぎをして貰うわ」

海賊船の船長に命令しているこの女、響の部下の女である

「分かったよ、終わったら何か合図を上げてくれ、野郎ども!行くぞ!」

海賊達が動き始めた



旅客船

辺りは霧で視界が悪く、何者かが近付いて来ても分からない状況だ

「船長もうすぐアースフィリアですが、何か出ませんかね?」

「さぁな、だが警戒しておくに越したことはない」

だが警戒してもこの霧では意味は無く、船員の不安は現実になった

ガシャーンと音と共に船が揺れたのである

「何事だ!」

かなり焦った様子の船員が走ってきた

「海賊船です!」

「なんだと!?総員!戦闘準備、海賊を船の中に入れるな!冒険者にも協力を募れ!」

海賊との戦闘が始まった



船室

明日奈はもうすぐアースフィリアに着くと言うことなので降りる準備をしていたが、船が急に揺れた為、何事か近くにいた船員に聞いていた

「さっきの揺れは何!?」

「海賊船です!あなたも冒険者ですね?戦闘に参加してください!」

船員はそう言うと慌てた様子で走って行ってしまった

「海賊か・・・」

「海賊ですね・・・」

二人は面倒くさそうな様子だ

「まぁ仕方ない、着替えて行きましょう」

「はい!」

二人は男達を放置して、明日奈は黒いブラウスにスカートにスパッツを履きブーツ、鈴は白いワンピースに青いズボンにブーツと二人は着替えた後戦闘に向かった



甲板

明日奈がドアを少し開けて戦闘の様子を見ている

「乱戦ね、あそこに飛び込むのは面倒くさいかも、私が突っ込むから鈴はここで弓を使って船員と冒険者以外を狙撃、バレたら別のドアに移動、それで良い?」

「分かりました、・・・こう言う時に鉄の国のライフル型魔法銃が欲しいって思うんです」

鈴は明日奈の魔法銃を見てからはずっと欲しいと思っていたのだ

「アースフィリアに行った後は鉄の国に行く予定だし、それまでの辛抱よ」

そう言うと明日奈は駆け出した



明日奈は敵に向け駆ける、そして海賊の一人に接近すると回し蹴りを放った後、次の海賊を斬り飛ばす

先程とは別の船員に聞いた所拘束してアースフィリアの騎士団に突き出す予定なそうなので行動不能にしているだけだ

「海賊も多いけど、船員と冒険者も多い、誰が敵なのか分かりにくいわね」

そう言いながら後ろからの攻撃を前に飛んでかわしながら、振り返り銃で足を撃ち抜く

「腕の調子も良し、十分戦えるわね」

ヒュッ!矢が明日奈に迫る、明日奈は当たる前に反応すると、かがんでかわし、矢が何処から放たれたのか判断すると、ドアから見ている鈴に合図する

「よし!」

鈴の矢は見事海賊の弓兵の腕に命中し、しばらくは矢の攻撃は無くなった

明日奈は鈴にOKサインを出すとまた走り始めた





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