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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章五部アースフィリアへの船旅
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四話ナイトパーティ後編

パーティ会場

明日奈と鈴の皿には大量の油揚げが乗せられていた

「この油揚げ美味しい!」

「最高です!」

油揚げ以外にも沢山の料理が用意してありまだまだ食べるようだ

「クリスティ、彼女等はいつもあんな感じなのか?」

「あぁあの二人は食べるの大好きでさ、あんなに食ってんのに太らないのは不思議だよ」

食べた分冒険者としての仕事で動いているので太らないのだ

「あなた達食べないの?美味しいよ?」

「そうだな、上手いもん取りに行くか!」

「私も行こう」



四人は料理を食べ終わり、のんびりと催し物を見ていた

「ふぅ、食べた食べた」

「美味しかったです」

明日奈と鈴は満足したようだ

「食い過ぎだろお前ら・・・」

「良いじゃない、美味しかったし無料だし」

この少女ケチなのである

「楽しんでくれたようで、このパーティに誘った私も嬉しいよ、それでそろそろダンスが始まるが、私達も参加してみないか?」

フォードは勇気を出した、明日奈を誘うつもりなのだ

「ダンス?私やったことないし・・・」

「私もです」

「私は女性のエスコートも訓練されている、私と踊ってくれないか?」

フォードは幼い頃から受けた教育を生かすつもりなのだ

「分かったけど、誰と行くのよ?」

「君と行きたい」

フォードは心臓がはち切れそうな思いだ

「ふふふ良いよ、でも私ダンスなんてしたこと無いんだからちゃんとエスコートしてね?」

「勿論だ!」



フォードは明日奈の手を引きパーティ会場の中心に行くそして明日奈をエスコートしながら踊り始めた

「どうだ、私のエスコートは?」

「えぇ流石王子様、踊ったことがない私も上手に踊れますわ」

明日奈は戯けて見せる

「君だけに話があるんだ」

「何?」

フォードは絶好のチャンス、告白するつもりだ

「私は・・・」

「私は?」

フォードは中々言い出せない

「私は!」

「どうしたのよ?」

明日奈が焦れる

「君との手合わせを楽しみにしている!」

「ふふふ、私もよ」

明日奈はニコニコしながら答えた、フォードは肩をガックリと落とした

「あぁ・・・船を降りたら手合わせしよう」

「えぇそうね」

結局言えなかったヘタレなフォード君なのであった


フォード君はやはり告白出来なかったのです

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