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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章五部アースフィリアへの船旅
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二話

船室

船旅は二日目アースフィリアまで後3日である

鈴は既に起きているが明日奈はスヤスヤと眠っている

「さてそろそろ明日奈さんを起こしましょうか」

そう言うと明日奈に近付き揺する

「明日奈さん起きて下さい朝ですよ!」

「んー?」

明日奈は眠そうに唸るだけで起きない

「はぁ、起きないんですね、それじゃこの油揚げは私が食べてしまいましょうか」

「油揚げ!」

油揚げと聞いた明日奈は飛び起きた

「やっぱり油揚げ効果は凄いですね」

鈴は既に食べており、明日奈が美味しそうに油揚げを食べているのを眺めている

「やっぱり美味しいわ!」



高級船室

クリスティと合流し明日奈はフォードが泊まっている、高級船室に来ていた

「フォード?入るわよ」

ガチャと言う音と共にフォードが出てきた

「やぁ三人ともおはようさぁ入りたまえ、朝食は頼めば来る仕組みだ」

フォードの部屋はとにかく広かった、ソファや机などそこら変のホテル何かよりもよっぽど豪華だ

「凄いわね」

「あぁ呆れるだろう?私はもっと質素な部屋が良いのだがな」

そう言いながらフォードは三人をソファに案内する

「さて何を食べる?私としては良くは思わないのだが、この部屋は部屋代以外は何人でも無料だ」

「それじゃ私はトーストをお願い」

「私もそれでお願いします」

「俺はホットドッグを頼む」

「分かった」

フォードは三人の注文を聞くと魔導通信機に向けて話し始めた

「すまない、朝食の注文をしたい」

「はい、ご注文をどうぞ」

そしてフォードは注文を終え戻ってきた

「それで私達はアースフィリアに行く目的は?」

フォードがアースフィリアになぜ行くのかを聞いてきた

「えぇアースフィリアにね?私のお父さんがいるみたいなの、このクリスティみたいな顔のね」

「ふむ、君の父親と言うと、玉藻神狐の夫と言う事になるのか、その君の父親を探す為にアースフィリアに向かう言うのだな?」

明日奈は頷く

「えぇそうよ、お母さんとの約束で会ったら思いっきり腹を殴る予定よ」

「可哀想だぜ・・・そう思うだろ?フォード」

「確かに屈強なあの男を気絶させた、君の拳を喰らうのは私としては絶対にごめんだな」

明日奈は頬を膨らませる

「何よ私が暴力女みたいじゃない、まぁそうとしか言えないけどさ・・・」

「そんな事ないですよ、明日奈さんは優しい人です」

鈴は男を二人を睨みながら言う

「ふふふ、ありがと鈴」



四人は運ばれて来た朝食を食べていた

「明日の夜、ナイトパーティが開かれるんだ、私達も参加してみないか?」

「いいけど、私達ドレスなんて持ってないわよ?」

そんな物持ち歩くくらいなら普通の服を持ち歩いた方が良いだろう

「そこは問題ない、レンタルがある」

「そうそれなら問題ないわね」

翌日四人はナイトパーティに参加する事になった



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