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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章四部城塞都市の二尾
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三話クリスティローグの悩み

八月七日空は快晴、城塞都市への旅は順調に進んでいる

俺の名前はクリスティローグ、少し前までは一人で冒険者をやっていたが今は三人でチームを組み旅をしている

俺が一人で冒険者をやっていた理由はおじさんアシュレイローグに憧れたからだ、どんな難しい依頼も一人でこなす凄い人だ、俺はそんなアシュレイさんに憧れて一人で冒険者をやっていたんだ

だがそれはとある理由で覆す事になる

「どうしたの?クリスティ」

「なんでもねーよ」

この子明日奈久城がその理由だった



時は三ヶ月前、俺は今日も依頼を探しにアラの町のギルドに来ていた

「よう、クリスティ今日も早いな」

「おう、良い依頼入ってるか?」

こいつはたまに話しかけてくる奴だ、気の良いやつなので良くつるんでいる

「依頼?そんな事よりもさ、お前知ってるか?最近めっちゃ可愛い子がギルドに入ったんだぜ?」

「へぇどんな子だよ」

「おお丁度来た、見てみろよあの子だ、となりの子も可愛いな」

そいつが指を指す、そこにいたのが明日奈だった

「可愛いよなぁ、しかも妖狐族だぜ?珍しいよな」

となりでなんか言ってるが俺はそれどころじゃ無かった、正直に言おう一目惚れだった

「おーいクリスティ?どうしたよ?」

「あ、ああなんでもねぇよ」

その子は楽しそうにとなりの子と話しながら掲示板を見ていた、どうやら受ける依頼を決めたようでカウンターに行きそのあと出て行った

「俺、あの子とパーティ組む!」

「はぁ?何言ってんだ?」


俺はその後何回か、その子に話しかけようとしたが中々話しかけられ無かった、ようやく話しかけられたのは三ヶ月に一回ある各国である大会の応募日の時だった

その時は少し怪しまれたようだが、一緒に依頼を受けて判断してくれと言って依頼を受け、俺の力を見せるとチームを組むことを了承してくれた

俺はその日は宿に戻った後嬉しくて眠れなかった


それからは旅も無事に進み、俺は明日奈と一緒にいられるだけで嬉しかったが衝撃の事実が分かった

何と俺と明日奈は従兄弟同士でしかもアシュレイさんの娘だと言うのだ

これには困った、正直アシュレイさんに明日奈が好きだって言ったら殺されるだろうし、しかも従兄弟なのだ絶対に告白なんて出来ねぇ・・・これが俺の今の悩みだ



「はぁ・・・」

「だからどうしたの?」

「なんでもねぇよ」

全くどうした物か・・・



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