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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章四部城塞都市の二尾
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二話

遅れましたが一万PV突破!、読んでいただきありがとうございます!

キバマの村

この村の名産は牛肉である、そして妖狐族は犬人系の獣人である肉が大好物なのだ

「お肉!」

「美味しそうな匂いです!」

「落ち着けよお前ら・・・」

最近はクリスティが二人の暴走を止める役目を担っている

「何よ!クリスティお肉よ?美味しそうな匂いよ?食べなきゃ!」

「そうです!本能が刺激されます!」

二人の尻尾はあちこちからする良い匂いのせいで千切れんばかりに揺れている

「犬人系の獣人はこれだから困るんだよ、俺も肉好きだけどさ」

「それなら良いじゃない!あそこのレストランに並ぶわよ!」

「お肉です!」

二人は列に走って行った

「はぁ・・・」



キバマ亭

このキバマ亭は名産の牛肉を出来るだけ安く提供してくれる人気のお店である

「ご注文はお決まりでしょうか?」

「えぇ!このジパングさんお米とキバマサーロインステーキセットを三人分お願い!」

店員は明日奈の勢いに少し引いている

「は、はい分かりました」

クリスティは全力で呆れている

「お前らなぁ勝手に決めやがって・・・俺米なんか食ったこと無いぞ」

「良いじゃない、お米と美味しいわよ!」

「お肉です!」

明日奈と鈴は最初から何を注文するのか決めていたようで、店に入るなり注文したのだ、後鈴はさっきからお肉ですとしか言っていない

「はぁ分かったよ、お前らに振り回される運命なんだな俺・・・」

クリスティがそう言ってるとステーキが運ばれて来た

「ご注文のキバマサーロインステーキセットです、ご注文は以上でしょうか?」

「えぇ、ありがとう」

「それではごゆっくり」

店員が別の席に行くと鈴と明日奈は食べ始めた

「おいしー最高ねこのお肉!」

「最高です!」

「しばらくは駄目だなこいつら」



お肉を食べ終わった後明日奈と鈴はクリスティに謝っていた

「ごめんね?クリスティ、あまりにも美味しそうでさ」

「本当にすみません、本能的な物にやられました・・・」

「良いさ別に、宿探そうぜ」

クリスティは慣れて来ているので怒らない、呆れはするが

「あはは・・・そうだね」

「そうですね・・・」



宿

晩御飯としてステーキを食べたので三人は風呂に入り、部屋でくつろいでいた、クリスティは風呂に入った後すぐに寝たようだ

「尻尾の手入れって、やり始めると楽しくなってくるわね」

「そうですね、ついつい綺麗にしたくなります」

二人は尻尾の毛をといでいる、二本になって手間が増えたが、綺麗にすることで気分が良くなるので苦にならない

「明日奈さん、私は尻尾の手入は終わったので髪をとぎますね?」

「うんありがと、私のが終わったら鈴のもやってあげるね?」

明日奈は鈴の手の動きに玲孤と同じ物を感じた、やはり親子なので同じ手癖が出るのだろう

「やっぱり親子なんだね、目隠しされて玲孤さんと鈴、どっちがやってるのかって聞かれたら分からないよ」

「やっぱり似てますか?良くお母さんにやって貰ってたので知らない間に似たんだと思います、はい終わりましたよ」

今度は鈴が椅子に座り明日奈が髪をとぐ

「みんな私の髪や尻尾綺麗って言うけど鈴のも綺麗だよねー」

「ふふん、私も毎日手入れしてますからね!」

明日奈は笑う

「ふふふ、そうだね」

二人はこの後も仲良く話続けた


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