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金色の九尾  作者: ブレイブ
一章路地裏の狐
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三話

飛鳥(アスカ)の初登場回です

階段を駆け上がる音が聞こえる、愛奈は音を察知し既に起きている

「明日奈さああああん、起きてるかあああ」

ドカン、ガッシャンと音を立てて明日奈が寝ているベッドに飛び込む

「ぐはっ」

朝、本当にたまにだが明日奈はこうやって酷い目にあっている


「ねぇあんたいい加減にしないとバイク持ってる娘に頼んで一日山に放置するわよ」

「明日奈あんた前に言ってたじゃない、この子を一人で抗争に行かせたけど何事も無かったように帰って来たって」

そう同じ用にベッドに飛び込み、流石に怒った明日奈が一人で抗争に行って来いと言ったのだが、何事も無かったように帰って来たのだ

「そうねそんな事もあったわね、多分何事も無かったかのように歩いて帰って来そうね」

「この子は喧嘩はあんたより弱いけど生命力はあんた以上よ」

ここで飛鳥が口を挟む

「何言ってんだ明日奈さん、勿論ヒッチハイクするに決まってるじゃないすか」

「あんた実は私の事馬鹿にしてるでしょ」

「何言ってんだ明日奈さん、あたしはあんたの事一番尊敬してるぜ」

こう言ってるが本当かどうか怪しいのである


学校は卒業式の説明注意事項を話して終わり、昼飯はハンバーガーショップで取った、そのあとはゲームセンターなどで時間を潰した後、明日奈と飛鳥は路地裏にいた


路地裏

「ねぇ明日奈今日も喧嘩するの?」

「ん?今日は軽く見回りをするだけよ?」

「おう愛奈、明日奈さんの事は任せとけ」

このやり取りの後愛奈と別れ、明日奈と飛鳥は路地裏に消えていく


そんな二人を背中を見つめながら愛奈は溜息を吐く

「明日奈、あんたは本当は優しい子の筈なのにね」



路地裏に入るなりジロジロと見られるが誰も手は出さない、手を出しても勝てないと分かっているからだ

だが怖いもの知らずな者達ががいる、そう、それは今二人の前に立っている不良達だ

「可愛いなぁレッドテイルのヘッドさんよぉ」

「あら?あんたは不細工ね」

「んだとコラァ!」

「なぁお前ら私達と喧嘩すんだろ?だったら早くしようぜ?お前ら相手にならないんだよ」

「上等だコラァァ!テメェらやっちまうぞ」

明日奈と飛鳥の挑発に乗り四人の男達は走って来る、まず明日奈は最初の相手の足を払いこかす、次の男は腹に蹴りをぶち込み、下がった頭に思いっきり蹴りを入れる

飛鳥は最初の男の顔を思いっきり踏ん付けて気絶させると、三人目の男の顔を殴り飛ばす

「あら?あなた一人ね?セイッ」

明日奈は四人目の男の顎を蹴り上げ、戻ってきた男の顔に合わせて、拳を命中させるそして倒れた所に飛鳥の全力の蹴りが当たり最後の男も気絶した

「なぁ明日奈さん、やっぱりあんたとやる模擬戦が一番楽しいわ」

「私は楽しく無いんだけど」

ショックを受けている飛鳥を無視しサイフを物色する明日奈

「駄目ねこいつら、雑魚だからあんまり持ってない」

復活した飛鳥は

「んじゃあたしが貰って良い?」

「好きにしなさいよ、ジュース買って来てあげるけど何が良い?」

「それじゃコーラーお願いします」

明日奈は頷くとジュースを買いに行った


そんな二人を見守っている物達がいた

一つは

「あの子が久城明日奈、流石神弧の娘だけあって強いわね」

「でもお母さん私達の世界の人間や獣人と比べたら」

「今は弱いわね」

「でも・・・お母さん・・・お姉ちゃん、あの子本気で鍛えたら」

「貴女達双子より確実に強くなるわね」

女はそう言うと

「貴女達は冒険者の仕事に戻りなさい、あの子は私が見守るから」


二つ目は

「あれか?」

「あぁそうだ」

「殺るのか?」

「いいや、まず監視だ、力が有りそうならば、殺る」

「あんた的にさっきの喧嘩はどうよ?」

「そうだな、あんな物何故警戒しないと行けないのか、分からん」

「同感だ」


明日奈を見守る者、監視する者、明日奈の運命は少しづつ動き始める

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