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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章三部妖狐族の里1
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六話

天上界

明日奈は玉藻とじゃれあっていた

「えへへ、お母さん重くない?」

「うむ、可愛い娘じゃ重く無いぞ」

明日奈は玉藻の膝の上に座っているのだ、会ったら殴ると言っていた癖にデレデレである

「明日奈様、神狐様、私はお昼ご飯を用意して来ますね」

「うむ、頼む」

玲狐はご飯を作りに出て行った

「ねぇお母さん、私ってお父さんはいるの?」

「おるぞ、名前はアシュレイローグと言う」

明日奈はローグと言う苗字に反応した

「えっ、ローグ?」

「うむ、ローグじゃどうかしたのかりゃ?」

明日奈は考えていたクリスティもローグだと、そしてそこから導き出される結論は

「あいつ私の従兄弟だったのね・・・」

「何の事じゃ?」

不思議そうな神狐に答える

「うん、私の仲間の一人のクリスティもねローグなの、それでね?多分あいつ私の従兄弟なの、聞いてみないと分からないけどね」

「ふむそう言うことか、もしかして好きだったりしたのかのぅ?ワシは許さんぞ?」

明日奈は赤くなって否定する

「な、ひがうわよ!何であんな奴好きにならないといけないのよ!」

「ふふふ、怪しいのう、真っ赤になって少し噛んで本当に好きじゃ無いのかえ?」

明日奈は少し怒った様子で否定する

「違います!あいつはただのお友達です!」

「まあまあ怒るな、少しからかっただけじゃろうて」

明日奈は唸る

「うー」

「ふん、唸っても可愛いだけじゃぞ?」

そして玲狐が昼ご飯を持ってきた

「お二人ともご飯ですよー」



神孤の館、明日奈の部屋

この部屋は元から明日奈のために用意されていた部屋だ、赤ん坊の明日奈もこの部屋で眠っていた、結局赤ん坊の時だけで十五年間使われて無かったのだが

「ねぇお母さん似合う?」

「うむ似合うぞ」

「明日奈様お似合いですよ」

今明日奈は妖狐族の正装である着物を着ているのである、普段は洋服を着ているので少し違和感があるが

「うーん動きにくい、やっぱり私は洋服の方が好きだな」

「でも似合っておるぞ?さすがワシの娘、完璧じゃ」

明日奈は鏡の前で自分の姿を確認すると

「お母さんがそう言うのなら着とこっかな」

と言った

「うむそうしろ、寧ろずっと着ておいてくりゃれ」

「うーんそれはちょっと・・・ねぇそう言えばお母さんって強いの?」

神狐は自信ありげに頷く

「今はだいぶ力が戻ったからな、かなり強いぞ?」

「そっか、それなら私に稽古を付けてよ!私って強くならなきゃ駄目なんでしょ?」

明日奈は神狐の強さを見たいのもあるし、母親に何か教わってみたかったのである

「良いぞ、これからたっぷり稽古を付けてやろう」

「ありがとうお母さん!」


夜、風呂場

明日奈は玉藻の館にある、露天風呂に入っていた、神狐や玲狐しか入らないので小さめだが、気持ちいいものは気持ちいい

「ふー、気持ちいい、やっぱり温泉はいいものだ!」

明日奈が何処かの壺好きの真似をしていると神狐が入ってきた

「明日奈ワシも入るぞ」

「うん」

神狐は明日奈がそのまま成長した姿をしている、腰は括れ、足は長く、胸もそれなりの大きさだ

「お、お母さん凄い・・・」

「む?何がじゃ?」

明日奈は少し恥ずかしそうに手を振る

「何でもない!」

「そうか?ワシは大体分かっておるぞ?お主の物も中々じゃろうて」

そう言うと明日奈を後ろから抱え込み、明日奈の胸を揉み始めた

「ちょっあんっ、やめてお母さん」

「良いではないか、娘の物じゃもっと触らせるのじゃ」

この後明日奈は身体中を触られまくったそうな


明日奈の部屋

明日奈は神狐と一緒に布団に入っていた、ちなみに神弧の館は妖狐族の里と同じく長屋である

「お母さん、私ね本当はお母さんを殴ってやろうと思ってたの」

「そうか、まぁ当たり前じゃろうて、寂しい思いをさせたのじゃからのぅ」

神狐は申し訳なさそうにしている

「うんそれは今でも怒ってるよ?でもね今はお母さんに会えてとっても幸せ、だからもういいの」

「そうか、じゃがもう一度誤っておこうすまなかった」

明日奈は頷く

「うん・・・」

明日奈と神狐はそのあと眠った



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