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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章三部妖狐族の里1
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三話

コプラ山の麓に来た明日奈達、山登りが始まる・・・

コプラ山の麓にある村

明日奈達は麓にある村の冒険者ギルドに来ていた

「ようこそ冒険者ギルドへ、今日はどういったご用件でしょうか?」

「依頼の完了報告とコプラ山の情報が欲しいんだけど」

山は危険が多い、ちゃんと情報を調べておくのは大切である

「はい分かりました、ハイゴブリンの斧が三つですね報酬は32500Gです」

「はい確かに、それじゃコプラ山の情報をお願い」

ギルド職員が話し始める

「コプラ山は現在安定しています、危険な魔物はいませんし山崩れしている場所も無い筈ですが、充分に気を付けて登って下さい」

「魔物は何が出るの?」

明日奈がそう言うと職員は紙を取り出す、紙にはコプラ山魔物分布図と書いてあった

「この分布図に書いてある魔物が出ます、ビックスパイダー、ハイゴブリン、ミニタイガーなどが強いですね」

「分かりました、情報ありがとうございます、気を付けて行って来ます」

鈴がお礼を言うと三人はギルドを出てコプラ山を目指して歩き始めた


コプラ山

コプラ山は標高200mうっそうと生え渡る森が広がった山である

「さて登るか、この道を通って行けば里に着くはずだ」

そう言うクリスティの目の前には曲がりくねった道が続いている

「うん」

「ビックスパイダーには会いたく無いです・・・」

そう言いながら登り始める


それからは基本何事も無く三人は登って行ったが、ミニタイガーに出会ってしまった、明日奈と鈴の耳がピクピク動く

「多分六匹くらいかな?鈴」

「はい多分合ってます」

「相変わらず便利だな、来たぞ!」

クリスティの言う通りミニタイガーが林から飛びかかって来た、クリスティは魔力を込めた足でタイガーの腹を蹴る、タイガーは上に吹っ飛んだ

「軽いな!レッドウルフ程じゃねーぜ!」

明日奈はクリスティの様子を横目で見ながらミニタイガーに接近する、ミニタイガーは首に噛み付こうとするが明日奈はかかと落としを入れ、その頭を銃で撃ち抜く、そして三匹目のミニタイガーの攻撃を横に飛んでかわし、回し切りを放つ

「そうね、ビックスパイダーの方が怖かったわ」

鈴は冷静に魔法で進行を邪魔しつつ弓で足を撃ち抜く、そして止まったミニタイガーをクリスティが殴り飛ばす

「二人とも油断しないで下さい!後一匹です!」

その声と共に明日奈は最後の一匹に迫る、銃で牽制しながら回し蹴りを放ち、体制を崩した、ミニタイガーを縦に切る

「これで終わりね」

「そうみたいですね」

「本当便利だよなぁお前らの耳、楽勝だったな」

三人はミニタイガーの毛を剥ぎ取るとまた進み始めた

そしてしばらく進むと明日奈と鈴の尻尾が反応した

「おいどうした?」

二人の尻尾が急に警戒モードになったのをみたクリスティは二人に質問する

「分かりません、でも何か感じます」

「うーん、何か懐かしい感じ?」

三人が止まり周りを見渡していると一人の狐の耳と尻尾を生やした人物が歩いてきた、男は明日奈の前に片膝をつき座ると

「良くぞお越し下さいました、姫、我ら里の者はあなたを歓迎いたします」

と言った



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