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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章二部王都の妖狐
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八話黒騎士の恐怖

黒騎士は戦いの中一人歩いていた、向かって来る騎士団の兵士を斬り、遠くの兵士は魔法で殺す

「ふんつまらん、走る必要も無い戦いとはな」

そう言ってると金色の髪をした少女が走って来た

「あんたは!なんでこんな所にいるのよ・・・」

「久しぶりだな久城明日奈、俺はこの戦闘に飽きて来た所だ貴様に相手してもらおう」

明日奈は思い出していた、この黒騎士には手も足も出なかった事を、だがこの黒騎士相手に逃げきれる筈が無い

「く、来るなら来なさい、今度は負けないんだから!」

「ふん、銀色の姿になるまで俺に傷一つ付ける事が出来なかったお前が俺に勝つだと?笑わせるな」

明日奈は尋ねる

「銀色の姿?何の事?」

「覚えていないのか・・・まぁいい、行くぞ!」

黒騎士が剣を構え一気に近付いて来る、明日奈は銃で迎撃するがかわされる

「おかしいでしょあんた!なんでかわせるのよ!」

「お前がどっちに撃つのかなど、俺には簡単に予想出来る、剣はそれなりだが銃はまだ甘いようだな!」

そう言うと黒騎士は明日奈に魔法を放つ

「ダークスピア」

黒い槍状の魔法が飛んでくる、明日奈はなんとかかわすが黒騎士に接近されてしまった

「かわす事だけに集中するな、敵をちゃんと警戒しろ」

そう言うと剣を横払いに振る、明日奈はなんとか剣で防ぐが体勢が悪く、倒れ込んでしまった

「うっ、本当にヤバイわね、火弾!」

魔力弾に火属性を加えた物を黒騎士に撃つが、今度は剣で撃ち落とされた

「何よぉもう、本当に反則よあんた・・・」

明日奈の頭の中はどうやったら逃げれるのか?でいっぱいである

「どうしたもう降参か?」

「うるさいわね、どうやったら逃げ切れるのか、今必死に考えてるのよ」

明日奈がこれは終わったかな?と思っていると、横から電撃を帯びた矢が飛んできた、勿論黒騎士は撃ち落としていたが


「明日奈さん大丈夫ですか!」

「随分とやられたなぁおい!」

仲間達がやって来たのである

「二人とも!来てくれてありがとう!、さっ逃げるわよ!」

「ええっ?逃げるんですか?」

明日奈は頷く

「今やりあって分かった、あれは絶対に無理!」

「そんなやべーのかよ・・・それじゃ逃げるしか無いな!」

クリスティは煙幕を投げる、黒騎士が視界を失ってる間に逃げることにしたのだ

「今だ!逃げるぞ!」

こうして三人はなんとか逃げた



煙幕が晴れた後、黒騎士は逃げて行く明日奈達を見ていた

「何故お前がここにいる?」

黒騎士が一人呟くと一人の女が降りてきた

「ふふふ、あのお方にあの子の事を任されたの、それにしてもすんなり逃がすなんてあなたにしては随分と優しいのね?」

「あのお方はあの子を欲している、さっきの戦いだって気絶されるつもりだったのだが逃げられた、まぁ当たり所が悪くて死んでしまったらそれまでだと俺は思ってるがな」

女は少し感心した様子で言う

「あんたにしては本当に優しいわよ?それ、明日雪でも降るんじゃない?」

「ふん黙っていろ、俺は本部に戻る、あの子の事はお前に任せたぞ?」

女は答える

「ふふふ、任せなさい、あの子の闇を絶対に開花させてみせるわ」


この後組織の者達は引いて行き王都に多大な被害が出たこの戦いは終わった


次話から二章三部妖狐族の里編が始まります

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