六話王都騒乱2
王都中流区
冒険者と軍の連合軍と組織の者達が入れ乱れて戦闘を行っていた
「二人共、離れないでね」
そう言うと明日奈は組織の者一人に銃を撃つ、かわせずに命中した男はそのまま倒れた、それを見て接近して来た男を切り伏せる
「明日奈さん、この方達は何者なんでしょう?」
「さぁね、とにかく止めなきゃ!」
「そうだな!」
クリスティは魔力を流した拳で男をぶん殴る
「てめぇ、よくもやりやがったな!」
そう言いクリスティの後ろを狙う男に鈴の矢が命中した
「ありがとよ!鈴!」
「油断しないで下さい!」
三人は敵を倒しながらどんどん進んで行く
戦闘が続く中、ジラとガラダは明日奈を見つけた
「おいあれ、あの女だぜ?」
「おう、やっと見付けたな殺るぞ!」
そう言い明日奈達に接近する
「おい!そこの女、俺達と戦え!」
明日奈は振り返る
「私?」
「そうだ!お前だ」
そう言うとガラダは明日奈に向かう、ジラは遅れてしまったようだ
明日奈side
「誰よ?あんた」
「地球こう言えば分かるか?」
明日奈は地球と言う言葉に反応する
「あんた、なぜ地球を知ってるの?」
「そりゃ俺が組織の命令でお前を見張ってたからだ、逃げられたがな」
ガラダは剣を抜きながら説明する
「へぇ私を見張ってたんだ、アリシアさんが言ってたのはあんたね?」
「そのアリシアと言う奴は誰かは知らんが、そうだ」
明日奈はたまに視線を感じた理由がこの時分かったようだ
「そう、私を殺すつもりなの?」
「そうだと言ったら?」
明日奈は剣を構える
「私があんたを倒すだけよ!」
明日奈はガラダに向かって駆け出した
クリスティ・鈴side
「はぁ、おっさんに取られちまった、お前らさっさと殺して合流すっかね」
鈴はジラに問いかける
「あなたは明日奈さんを狙っているのですか?」
「あいつは俺達のリーダーだ、絶対に手は出させねぇ」
ジラは笑う
「ははは!てめぇらが俺の邪魔をするだと?絶対に無理だね!」
そう言うとジラは腰に刺した二本のダガーを抜き二人に迫った
明日奈達を見ている一人の女がいた
「ふーんあれが明日奈ちゃん、可愛いわね、あの正義に満ち溢れた顔を闇に染めるのが今から楽しみね」
そう言いながら明日奈を見守る




