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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章二部王都の妖狐
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五話王都騒乱1

明日奈はこの日も銃の練習をしていた

「うん、もう大丈夫ね」

明日奈のスタイルは高速戦闘だ、それに銃が加わって隙が無くなった

「さてもっと練習しなきゃ」

そう言うと明日奈は鎧に向かって走る



明日奈は練習を終え汗を拭いていると、クリスティが入ってきた

「おーい明日奈練習終わったか?昼飯だぞ、ってお前なんて格好してんだよ!」

「あんたこそ、ノックせずに入ってくんな!」

明日奈はクリスティに椅子を投げた、投げた椅子はクリスティにちゃんと命中した

「良いもの見れたぜ・・・」

そう言うとクリスティは倒れた

「ふー、本当にもう!そこで寝てなさい!」

そう言うと明日奈は修練場から出て行った



明日奈は修練場を出ると食堂に向かっていた

「本当サイテーね、女の子の裸を見て何が良いもの見た、よ!」

プリプリ怒りながら食堂のドアを開けると既に鈴とクリスが座っていた

「明日奈さん練習は終わったんですか?」

「ええ、今日の分は終わった、それよりも聞いてよ鈴、クリスさん!クリスティがね?私の裸見たのよ?サイテーよね?」

クリスが呆れたように話す

「あの子どうせノックせずに入ったんでしょう、ノックしなさいって何回も言ってるのにねぇ・・・」

「デリカシーが無いのよ、あいつは!」

そう明日奈が怒っていると、ハワードが昼ご飯を運んて来たようだ

「昼食の準備が出来ましたので、皆様お座り下さい、明日奈様と鈴様には油揚げも用意してありますよ」

「ハワード、早くしなさい!」

さっきまで立って怒っていた明日奈はもう座っていた

「それでは準備させて頂きます」


頭を痛そうに押さえたクリスティも加わり昼食が終わった時だった、外から大きな爆音が聞こえた

「なんなの?」

「分からん、外見て見ようぜ?」

「そうですね」

三人は三階のエントランスに出て外の様子を見る、中流区の方で爆発が起こっているようだ

「何が起こっているんでしょうか?」

「分からんな、どうする?」

「そうね行って見ましょう」

明日奈達は見に行く事にしたようだ


王都駐留区

王都駐留区、ここは住居はもちろん冒険者ギルド、軍の軍の詰所、様々な店など

王都で一番人が多く、一番賑わっている地区である

ここで黒騎士達は騒乱を起こした

「どんどん爆発を起こせ!世界に俺達の存在を知らしめるんだ!」

そう言うと組織の者達は爆破魔法や爆弾を投げまくる

店は破壊され、住居にも被害が出ている

「おいジラやり過ぎんなよ?黒騎士の命令が来たらすぐに逃げるんだからな」

「分かってるよ、ガラダのおっさん、でも俺達の本当の目的はあの女をそうだろ?」

ガラダは頷く

「あぁそうだ」

二人は部下に命令しさらに被害を広げて行く


黒騎士は屋根の上からこの惨状を見ていた

「ふん、ギルドの者達もいるようだがこの混乱した状況じゃまともに戦えんようだな」

冒険者達が被害を出している者達を倒したり捕まえたりしているが、何せ数が多いので被害は収まらない

「ようやく軍が出て来たか、騎士団もいるな、さて俺も戦うとしようか」

そう言うと黒騎士は屋根から降り軍が来た方向に向かった


明日奈達は中流区に来ていたが人が多く中々進めない

「人が多過ぎるわね、これじゃ前に進めない!」

「あっちの路地裏から行こう、あそこからなら回って行ける筈だ」

「そうしましょう!」

そして路地裏を走り人混みを避けた先には軍と冒険者の連合軍と組織の戦いが見えた

「二人とも行くわよ!」

「はい!」

「ああ、行くぜ!」

戦いが始まった

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