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金色の九尾  作者: ブレイブ
最終章「別れの時」二部侵攻開始
301/335

二話

第三世界

デルタムーザの軍とワールドセイバーの戦いはデルタムーザの軍が優勢であった

「おい!何故そっちの通路に誰も居ない!そこを守らなければ一気に攻められるぞ!」

指揮官は通路に誰も居ないのを見てすぐに守りに着くように言う、そして誰も居ない通路の奥の方からデルタムーザの軍の数部隊が迫って来て居るのが見える

それを見たワールドセイバーのエージェント達は慌てて通路に向かい、守りを固める、守りを固めた所でデルタムーザ側の兵士達は魔法を放って来た

「シールドを張れ!」

兵士達が放った魔法を見て指揮官はシールドを張るように言い、エージェント達はシールドを張った、シールドは割れること無くエージェント達を守る

「反撃開始!何でも良い!攻撃魔法を放て!」

シールドが攻撃を防ぎ切ったのを見た指揮官は早速反撃を命じる、エージェント達は命令に従い様々な魔法を放つ

エージェント達が放った魔法はこちら側の攻撃を防ぐ為に張っていたデルタムーザ側のシールドを破り全て命中し敵を排除した、更に迫り来る敵の部隊は居らずここを守り切る事が出来たようだ

「ふぅ、これでここは暫くは安全だな」

何とか守り切る事が出来た指揮官はホッと溜め息を吐いた



先程の戦場とは別の地点ここでは斬って斬られての激しい近接戦闘が行われている

「クッソぉ!」

仲間が一人やられたのを見たエージェントは仲間を殺した敵に迫り斬り付ける

「よくも仲間を!」

だが仲間を斬られて怒るのはワールドセイバー側だけでは無い、デルタムーザの兵士も仲間を斬られたのを見ると先程仲間を斬ったエージェントに迫り剣を叩き付けるが、エージェントの方が腕が上だったらしくあっさりと斬り伏せられてしまう

その戦場の中心に急に一人の女が飛び降りて来た

「明日奈は・・・居ないのね」

ビルの上から飛び降りて来たリナは辺りを見回し明日奈を探す、だが明日奈は居ないようなので先に周りの敵を倒す事にする

「ふふふ、明日奈?早く出て来ないと仲間がどんどん死んで行くわよ?」

リナはそう言うと背に背負った巨大な扇子を構えると、周囲に向けて敵だけに向けて風を放った





病室

夜、明日奈はムクリと起き上がると二人が眠っているか確認する

「寝てるわね」

明日奈はそう言うと立てるか試してみる、そして一瞬立つことは出来たがすぐに尻餅を付いてしまう

「やっぱりまだ駄目か」

明日奈はそう呟くとベッドに這い上がり布団に潜り再び眠った

「・・・」

そんな明日奈の様子を見ていたウィリアムは、明日奈が無理をして戦闘に向かおうとしなかった事に安心して溜め息を吐くと再び目を閉じて眠った



翌日

前日迄とは違い地球支部の通路を歩くエージェント達の話によると今の所戦闘は行われて居ないようだ、現在はワールドセイバーとデルタムーザの軍が互いが互いに相手の出方を伺っている所であるようだ

「でもすぐに戦闘が始まるでしょうね」

この膠着状態はどちらかが攻撃を仕掛けた時点ですぐに終わり再び戦闘が始まるだろう

「あぁ、互いに敵を前にして何時までも我慢していられる訳が無いからな」

「そうね」

そこで再び廊下が慌ただしくなる、恐らく第三世界の戦闘が再開したのだろう

「また騒がしくなった、戦闘が始まったのね」

「あぁ」

ウィリアムは戦闘に迎えない事に悔しそうな顔をする明日奈の頭を優しく撫でた



第三世界の首都では再び戦闘が始まった、戦闘の火蓋はワールドセイバー側から開かれ、先に攻撃を仕掛けたワールドセイバー側の優位となっている

この戦闘に参加しその様子を高いビルの上から眺めているリナは最も劣勢に追い込まれている地点を見付けると飛び降りる

「下がりなさい」

「は、はい!」

リナはビルから降りてくるとこの場所では残り少ない味方に下がるように言うと、大扇子を構える、そして前日と同じく何もかもを切り裂く風で敵を一気に始末する

「ふん、他愛もない」

敵を一瞬で全て倒したリナは扇子を背中に戻しながら再びビルの上に戻る、そしてまた追い込まれている地点を見付かると仲間を下がらせ敵を潰して行く




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