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金色の九尾  作者: ブレイブ
一章路地裏の狐
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一話

明日奈は孤児院に帰って来ていた

「ただいま、ほらカステラとイチゴオレ買って来てあげたわよ」

「あら明日奈おかえり買って来てくれてありがと、それと明〜日〜奈あんたまた喧嘩して来たわね?」

愛奈は幼い頃からずっと明日奈と同じ部屋で過ごして来た幼馴染である、なので明日奈が考えてる事は大体分かる

「うっ、仕方無いじゃない向こうから喧嘩売って来たんだから、それに帰りの分のお金は残しておいてあげたわよ」

「だからってその喧嘩を受けてお金まで取ったら駄目だって毎回言ってるでしょ!」

愛奈は怒る明日奈は全く反省しない、この光景はかれこれ三年も続いている

「ほら愛奈そんな事よりもさせっかく私がお菓子買って来てあげたんだからそれ食べてなさいよ、私はご飯とお風呂に行って来るから」

「えぇそうね、って待ちなさい明日奈!」

明日奈は後でまた怒られるのは分かっているが愛奈から逃亡し晩飯を食べに行く


「本当愛奈ったらうるさいんだからあんなに怒らなくたっていいじゃない」

そうブツブツ言いながら明日奈は食堂に向かう

「あっ着替え忘れた・・・仕方ない戻ったら怒られるだろうけど後で取りに行こう」

そう言ってるうちに食堂に着いた

「おや明日奈今日はいつもより早いねぇ喧嘩してこなかったのかい?」

「おばさん分かってるくせに、今日も喧嘩してきたわよ」

「本当あんたって子は、オーナーも心配してるんだよ?あんたの事はあたしも詳しい事は知らないけどねぇ」

「あのジジイ私が何回もその詳しい事を教えろって言ってるのに教えてくれないのよ?」

食堂のおばさんは明日奈の前に料理を運びながら

「教えてくれないって事はまだあんたにゃ話すべきじゃ無いって事さ、もう少し大人になったら話してくれるさ」

「そう言う所が腹が立つの、私が親がいない理由知ってる癖に何も教えてくれないんだもの」

今日の晩飯は豚の生姜焼きと味噌汁明日奈の好物である

「まぁ気長に待つ事さいつか話してくれるよ」

「いつ話してくれるのよ」

そこからは無言で食べお風呂に向かう

「おばさんご馳走様!」


そしてお風呂場に向かいドアを開けると今一番会いたく無い人物が待っていた

「あ〜ら明日奈いらっしゃい、さぁ一緒に入りましょう」

「あはは・・・何で居るかしら?」

「そりゃあんたご飯食べてお風呂に入るって言った癖に何も持って行かないじゃない、だからここであんたの着替えを持って待ち伏せしてたのよ」

「はぁ良く見てるわねぇ、着替えありがと大人しく怒られます・・・」

「ふふ、正直でよろしい」


次はお風呂シーン

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