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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章二部王都の妖狐
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三話王都の妖狐3

グラン王都冒険者ギルド

ここグラン王都冒険者ギルドはグラン王国の中心ギルドである、この大陸のギルド全ての情報・依頼が集まり沢山の冒険者が訪れる、他の国の依頼も取り扱っており他の国への出入り口と言われているグラン王都に相応しい設備が整っている

「広ーい、凄いわね、アラの町のギルドが可愛く見えちゃう」

「本当に広ーいです、でも妖狐族はあまりいませんね」

「ここは広過ぎてさ、依頼を受けるのも大変なんだ」

クリスティの言う通り受付のカウンター前には沢山の冒険者が並んでいる、もううんざりする位に

「ねえ、あれ並ぶの?」

「並ばねぇと、このビックマウスの爪どうするんだよ?持っておくのか?」

三人は移動中一緒に狩れると言う事から、途中の村でビックマウスの討伐依頼を三日連続受けていた、その精算に来たのだか長蛇の列が出来ていたのである

「明日奈さん我慢しましょう」

「はぁ仕方ないわね」


並ぶ事三十分ようやくカウンターに着いた

「こんにちは、今日はどう言ったご用件でしょうか?」

明日奈はビックマウスの爪が入った袋をカウンターに置く

「依頼の完了報告とビックマウスの爪の鑑定と精算をお願い」

「はい分かりました、鑑定には暫く掛かりますので暫くお待ち下さい」

「分かったわ」


三人は鑑定中掲示板を見る

「レッドウルフの討伐十匹の討伐Eランク報酬は二万Gかけっこう良いわね」

「でも私達はまだF+ですからね、今回の依頼で上がったらこれを受けますか?」

ランクCまでは比較的簡単に上がる、Cからは難しい依頼が増える反面高難易度な依頼が一気に増える

「また後にしましょう、王都をもう少し観光したいし」

「そうだな俺もちょっとゆっくりしたいから、また後で受けるのに賛成だ」

そして暫く掲示板を眺めていると受付に呼ばれた

「明日奈さん四番窓口にお越しください」


カウンターには報酬が用意してあるようだ

「今回の報酬は15000Gです、それとお三人ともランクEにランクアップですよ!」

明日奈達はランクアップしたようだ

「やった、Eランクよ!鈴!」

「やりましたね!」

受付が続ける

「ギルドカードを書き換えますので、皆さんギルドカードをお貸し下さい」

三人はギルドカードを渡す、そして戻ってきたギルドカードにはこう書いてあった

名前明日奈久城 歳十五歳 種族妖狐族(一尾) ランクE

名前鈴孤月 歳十五歳 種族妖狐族(一尾) ランクE

名前クリスティローグ 歳十六歳 種族人間

ランクE

「間違いはありませんか?」

「ええ無いわ」

「大丈夫です」

「問題無い」

三人とも問題無かったようだ

「それではまたお越し下さい」

三人はその声を聞くとギルドを出て行った



クリスティの家、修練場

明日奈は一人備え付けの鎧に向かって銃を撃っていた

剣を右手に持つ為銃は左腕、ホルスターはベルトの左側に付けている

「ジジイに教えられた事が役立つなんてね」

明日奈は帝に銃を教わっていたのだ、当時はなんの為か分からなかったが

「本当あのクソジジイ、もしかして異世界に魔法銃があるの知ってて、私がこう言う武器を見付けたらすぐに買うって事を見越してたに決まってるわ、そうじゃなきゃ当時十歳の私に銃を教えるわけ無いもの」

そう言いながら左手で銃を撃つ、バンバン、銃声が響く

「さてそろそろ剣との連携を試してみましょう」

明日奈は鎧に向かって走る、銃を撃ちながら距離を詰め、十分に近付いたら体を回転させながら剣を水平に振る、そして反撃を想定して、宙返りをししながら鎧に弾を撃ち込む

「やっぱり凄いわね妖狐族の体って、簡単に宙返りできるんだもの」

そして次はステップを左右に踏み銃を撃ちながらながら、鎧に接近する剣を振ると見せかけ鎧の頭部分に銃を撃つ

「ふう、今日はこれ位にしましょう」


明日奈が帝の噂をした同時刻

「ヘックシュ、誰か噂しとるな?」

明日奈の予想は当たっていたようだ

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