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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章二部王都の妖狐
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二話王都の妖狐2

王都に入って二日目、明日奈達は商業区にあるバザーに来ていた、色々な国の珍しい物が売っている

「凄いわね、本当に色んな物を売ってるんだ」

「本当凄いです!」

「すげーだろ?欲しいもん合ったら買っておいた方が良いぜ?中には中々買えない掘り出し物があるからな」

そう言いながら店を見て回る、そして明日奈は一つ気になる物を見つけた

「これは?銃?」

「ほお、あんた分かるのかい、これは鉄の国から仕入れた魔法銃だ、だが中々使える奴がいなくてね、ずっと売れ残ってるのさ」

魔法銃、拳銃と同じ位の大きさの銃で魔力の塊を弾として撃ち出す物だ、形はベレッタ92FSに似ており、魔力を一回流す事に魔力弾が15発装填される、魔力弾に属性を加える事も可能だ

「へぇ!かっこいいおじさん撃ってみて良い?」

「あぁ別に良いがここじゃ駄目だ、あっちに良い場所があるから来なさい」

そうして連れて来られたのはとある武器屋の裏庭、剣や弓を試す為の場所だ、ちなみに鈴とクリスティは着いて来ているが、訳が分からないので無言である

「よしここで撃ってみろ」

「分かった」

武器屋の店主が露店の店主に聞く

「おい、あれずっと売れ残ってた奴だろ?あの子に撃てるのか?」

「さぁな、やらせてみないと分からないだろ」

明日奈は銃を鎧に向ける、そして魔力を流す、普通ならここで上手く魔力を流せず倒れてしまうのだが、明日奈は倒れなかった、バン!と言う発射音と共に弾が発射されたのだ

露店の店主は驚いた顔で明日奈に近づく

「ほおまさか撃てるとはな!良いぞ、その銃はタダでやるよ!」

「えっ?でもタダって、本当に良いの?」

露店の店主は頷く

「どうせ、何年も売れなかった物だ、使える奴が持っていた方が良いだろう」

「ありがとう・・・おじさん!」

こうして明日奈は魔法銃を手に入れた


明日奈達は王都のギルドに向かう、王都の依頼を見る為だ

「あの明日奈さん、私は良く分からないのですが、その魔法銃の事何故知っていたのですか?」

銃を手に入れてホクホク顏の明日奈は答える

「私がいた世界にねこれに似た物があったの、だから初めて見た時は驚いたんだけどまさか魔法銃とはね」

「俺はお前に驚いてるよ、お前が貰ったその魔法銃は威力は高いが適性が無いと、魔力が一気に吸い取られて気絶しちまうって言う欠陥品なんだ」

明日奈はホルスターに入った銃を取り出しながら答える

「へぇこれってそんなに危ないんだ、でも私が魔力を流してみた時はそんなに吸われた気がしなかったわよ?」

「それは明日奈さんの特性だと思います、明日奈さんは広範囲の魔法はどう頑張っても上手くなりませんが、エンチャントなどの細かい魔法はすぐに使えるようになる変態ですから」

明日奈は大雑把な魔法は苦手なのだが、細かい魔法はかなり得意なのだ、所得難易度は後者の方が高いのだが・・・

「そうか、だから細かい魔力の操作が必要なその欠陥品を問題無く使えるのか・・・」

「えっ?普通に魔力を流しただけで細かい操作なんてして無いわよ?」

どうやら何も考えずに使えるようだ

「お前どうなってるんだよ」

「だから言ってるじゃ無いですか、明日奈さんは細かい魔法の方が得意な変態だって」

「鈴、変態変態ってうるさいわよ」

三人はそんな話をしながらギルドに向かった

明日奈は魔力の操作に関しては変態的な技能を持っています、本人はそれを意識せずに出来ます

反面細かい操作が得意過ぎて大雑把な魔法が撃てない訳では無いのですが苦手です

そしてこの魔法銃は過去、別の異世界人が鉄の国に迷い込み作った物です

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