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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章異世界の妖狐
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十七話

銀色の明日奈と黒騎士の戦いが始まる

「あーら随分と痛そうねぇ、まだまだ行くわよ!」

明日奈は倒れている黒い騎士をさらに蹴り飛ばす、落とした剣を拾い顔を突き刺そうとするが黒い騎士はなんとかかわす

「先程とは全く違うな」

「当たり前じゃない、これが一尾と九尾の差よ!」

今度は黒い騎士から距離を詰める、明日奈は剣で攻撃を受け止め、黒い騎士の剣を弾いた後、体を回転させた勢いで黒い騎士の体を切る

「グッ」

「ふふふ、弱いわねぇ本当に弱い、あなたやる気あるの?」

明日奈はそう言うと飛び出す、剣の攻撃をわざと外し、尻尾で相手を薙ぎ払う

黒い騎士は空中で魔法弾を撃つ

「ダークスラッシュ!」

黒い刃が飛んで来るが明日奈は尻尾で打ち落とす

「何!」

「これで終わりにしよっか、メガサンダー」

強烈な電撃が黒い騎士に襲いかかる、避けきれないと判断した黒い騎士は転移して逃げたようだ

「何よ、逃げちゃってつまんない」

そう言うと倒れている仲間の元に向かう

「ふふふ、二人とも金色の私をお願いね」



金色の髪、青い瞳、一本の尻尾、元の服に戻った明日奈は目を覚ます

「うっ、私なんで・・・はっ!」

明日奈は慌てて胸を確認するが切り傷は無い、むしろ何事も無かったかのように綺麗だった

「おかしい、確かに刺された筈なのに・・・誰かが治してくれた?」

明日奈がそう言ってると二人が目を覚ます

「うーん」

「俺寝てたのか」

どうやら、体に問題は無い様子だ

「二人とも大丈夫?」

「はい大丈夫です、あの何があったんですか?」

「俺も大丈夫だ」

明日奈は何があったのか説明する

「あんた達が、黒い騎士に魔法を受けて、眠っちゃった事は覚えてる?あの後私はあいつと戦ったんだけどまるで刃が立たなくて、胸を刺された筈なんだけど、傷が無くなってたの」

鈴が驚いた様子で話す

「明日奈さん胸刺されたんですか!?本当に大丈夫なんですか?」

「うん、私もよく分かんないけど傷も無いし大丈夫だと思う」

鈴は納得していないようだ

「見せて下さい!ちゃんと治って無かったら死んじゃいますから!」

「大丈夫だって、ほらこいつらを早く村まで運ぼ?早くしないと起きちゃう」

「まぁ大丈夫そうだし心配無いだろ、それより村に戻ろうぜ」

クリスティの提案もあり三人は村に戻った


村長の家

三人は逃げていた門番と合流し村長の家にいた

「それでお主ら本当に大丈夫か?」

「えぇ大丈夫よ」

盗賊を捕らえた事を話し、黒い騎士も話した結果村長に心配されているのだ

「それなら良いが・・・ほれ報酬じゃ受けとれ」

村長は報酬として三万Gを出して来た

「ありがとうございます村長さん、大事に使わせて頂きます」

「そうしてくれ、で?お主ら宿はどうするんじゃ?取ってないのならうちに泊まるといい」

「本当か?じいさん助かるよ!」

こうして三人は村長の家に泊まることになった


晩御飯も終わり、場所は村長の家の裏にある露天風呂、明日奈と鈴はのんびりと浸かっていた

「ふう、良いお湯ねー」

「気持ちいいです」

鈴は明日奈の体を確認している、やはり心配なのだ

「明日奈さん傷ありませんね、本当に刺されたんですか?」

「そうね、確かに刺された筈なのに傷が無い、どういう事なのかしら?」

実際は明日奈が倒れた時、銀色の明日奈が傷を一瞬で治したのである、だが明日奈は覚えていないため今は分からない

「まぁ大丈夫みたいですし安心しました、それよりもやっぱり明日奈さんの体は綺麗ですね、腰もこんなにくびれて羨ましいです」

鈴が明日奈の胸を揉みながら話す

「んっ、あなたの体だって綺麗じゃない」

「明日奈さんの胸や足には叶いませんよー」

そう言いながら鈴は明日奈の体を触りまくったそうな

その後はやたら疲れた様子の明日奈がクリスティに見つかり、やたらと心配されたが、明日奈は大丈夫と答え眠った

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