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金色の九尾  作者: ブレイブ
五章五部明日奈の日常
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六話明日奈とオンライン3

始まりの村

武器屋や防具屋に行ってみたがゴールドが無く何も買えなかったので、村長の家に向かっていた

「どんな仕事があるのかしら?それが終わったら今日は止めよっと」

既にゲームを始めて一時間、現実の時刻は午後10時、次の日も仕事が有るので十二時までに寝ないと次の日が辛いのだ

「この家かな?」

明日奈は村で一番大きな家の前に立つ、マップを開いて確認してみたがどうやらここが、村長の家のようだ

「ここみたい」

明日奈は扉を開けて村長の家に入った



村長の家

明日奈は村長の家に入ると村長っぽい人物を探す、見渡してみると奥の方に老人が座っているので近付いてみる

「何か用かね?」

明日奈が近付くと老人が話しかけてくる

「ここに来れば仕事を受ける事が出来ると聞いたの、何か仕事有るかしら?」

「三つ有るぞ、一つ目は薬草集め、二つ目は洞窟から鉱石を取って来る仕事、三つ目は山賊退治だ」

村長は三つの仕事を言う、どうやらこの三つの中から仕事を選べば良いようだ

「そう、なら三つ目をやらせてもらおうかしら」

「分かった、山賊退治、頼むぞ」

明日奈が山賊退治を受けると言うとクエスト画面に山賊を退治すると表示された、マップを開いてワールドマップを選択すると目的地が表示されている

「このピコピコ光ってる所が目的地ね」

山賊がいる目的地はこの始まりの村から余り離れたいない

「よし行くか」

明日奈は村長の家から出ると、目的地に向かった


山賊のアジト

また草原を歩き、たまに襲って来る狼などを狩りながら道を進み明日奈は明らかに怪しい建物を見付けた、中からは山賊の声がしている

「見付けた、まずはセーブっと」

明日奈は山賊のアジトに突入する前にセーブする、ここで負けてまた村からやり直しとなると面倒だ

「よしっと」

明日奈はゆっくりと木製の建物に近付くと壁に張り付き窓から中を見てみる、中を見ると敵は五人、四人は剣を装備しており明らかにリーダーっぽい男は大きな斧を装備している

「まずは剣装備の四人を仕留めて最後にあのリーダーっぽいのを倒すって作戦で行った方が良さそうね」

明日奈はゲームなので割れるかどうか心配だったが窓に向けて近くの少し大きな石を投げる、すると窓は問題無く石が当たると割れ、中にいた山賊達が騒ぎ始める

「良し、次は少し離れてっと」

明日奈はそう言うと走って少し、アジトから離れる、そして少しアジトの入り口を観察していると山賊達が家から出て来た、山賊達は明日奈は発見すると雄叫びを上げながらこちらに向けて走って来た

「家の中で囲まれると確実に負けるからねー」

明日奈はそう言いながら攻撃をかわし、攻撃をかわされた事で背中がガラ空きとなった一人目の山賊を斬ると一人目は消滅した

「まずは一人」

後ろから斬りかかって来る気配がしたので、左に転がってかわすと、そのついでに斬るが浅く体力が半分位残っている

「よっと」

明日奈は次の三人目の攻撃を軽く避けると四人目を蹴り、再び立ち上がった二人目を殴る

「セイっ!」

そして回転斬りをを放ち一気に三人を片付けた

「さーて、次は少し強そうなあんたね」

明日奈はそう言うと自分から山賊のリーダーに斬りかかる

「フン!」

リーダーは横振るいに大斧を振るが、明日奈は少し頭を下げて避けると、足を狙い剣を振るう、足をまず狙うのは現実の明日奈が良くやる戦法だが

「なっ!?」

剣は男の足の鉄のブーツに弾かれ折れた、まさかこんなに簡単に剣が折れるとは思ってなかった明日奈は少し焦る

「やばっ!」

上を見るとリーダーは斧を頭の上に振り上げ振り下ろそうとしている、当たれば確実にゲームオーバーである

「フン!」

リーダーは斧を振り下ろして来た、明日奈は体を転がしギリギリで斧をかわした

「・・・」

斧は明日奈の体の横に振り下ろされる、明日奈はすぐに立ち上がるとリーダーの顔を蹴り上げ、拳を構える

「久し振りね、拳だけで戦うのは」

明日奈はそう言うと駆け出しリーダーの懐に潜り込む、近付けば斧は触れないだろうと考えた末の行動だ、そのままリーダーの腹をブツ殴ると、斧の腹を蹴りリーダーの手から落とさせる

が山賊のリーダーも反撃して来る、明日奈の顔に拳が迫り命中する、100あった体力は85まで減る

「結構減るのね、しかもちょっと痛い」

VRMMOのゲームにはどんなゲームであれ、攻撃を喰らえば軽い痛みを感じる、流石に腕が斬り落とされたりした時は何も感じないように設定されているが

顔を殴られた明日奈は殴り返し、蹴りを入れる、そして反撃して来るリーダーの攻撃を落ち着いてくぐり抜け、トドメの全力右ストレートを放つ

「グゥ・・・」

右ストレートを喰らった山賊のリーダーは消滅し、リザルト画面が表示された、クエスト画面には村長宅に戻ると表示される

「山賊のアジトの鍵に鉄の剣か、鉄の剣は装備して山賊のアジトの中を探索したら村に戻りましょう」

明日奈はそう言うと山賊のアジトの探索を始めた



始まりの村

山賊のアジトの中に宝箱がありその中には500ゴールド、ポーション五つが入っていた、恐らくこれは最初の薬草取りのクエストを含めてチュートリアルクエストなので出てくるアイテムは余り良く無い

「山賊は倒せたかい?」

そして明日奈は村長宅に戻って来ていた

「ええ」

「そうかい、ならこれを貰ってくれ」

村長は一度、別の部屋に入り出て来るとその手に何か持っていた

「これは鉄の籠手だ、使ってくれ」

「ありがとう」

明日奈は籠手を貰うと一度触れアイテム欄に格納する

「そして報酬金だ」

貰った報酬金は1000ゴールドだった



明日奈は村を出るとメニューを表示し、ログアウトする、そして現実に戻って来るとVR-7を頭から外す

「ちょっと疲れたかも、早く慣れなきゃね」

明日奈はそう言うと水を飲み、レビィが寝ているのを確認すると翌日の仕事の為に眠った




翌日チーム29

「でっ?どうだVRMMOは?」

ウィリアムは職場に来た明日奈を見るなりそう聞いて来る

「最高ね」

「そうか、ならさ・・・」

この後ウィリアムはギルダーツとミランダもアースフィリアオンラインをしている事を明日奈に話し、明日奈に自分達とパーティを組まないかと聞いてきた、明日奈は勿論組むと答えた

次のお話からは五章六部に入ります

VRMMOのお話はこれから外伝として入れる予定です

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