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金色の九尾  作者: ブレイブ
五章四部二つ目の鍵と九尾
227/335

十話二つ目の鍵の遺跡

工藤の部屋

工藤に呼ばれた佐藤は彼の部屋の扉をノックしてから中に入る

「こんにちは工藤さん」

「よく来たな、まぁ座れ」

佐藤は工藤の机の前にある椅子に座る

「第二の鍵の遺跡の事ですか?」

「そうだ」

第二の遺跡は数日前に見つかっている、だが第二の遺跡は

「確か私が聞いた話ではダンジョンでは無いのですよね?」

そうダンジョンでは無かったのだ

「あぁ、入り口から入って暫く歩くとコロシアムになっているそうだ」

「そのコロシアムに何かあるのですか?」

佐藤は工藤に質問する

「コロシアムに入った時点でピエロが現れ、こう言うそうだ、鍵が欲しかったら十回試合に勝ち抜いてみろとな」

そのピエロは一人で入っても大人数でコロシアムに入ったとしても現れる、恐らくそのピエロが第二の鍵の管理人なのだろう

「つまり十回勝ち抜かないと鍵は手に入らないと?」

「そうだ」

試合は一回現れる相手を倒す度に新たな敵が現れ、そして回数が増える度に現れる敵は強くなる

「既にワールドセイバー本部の数チームが挑戦しているが八回戦以上勝ち上がることが出来ないらしい」

「何故です?」

佐藤は何故か聞く

「Sランクの魔物が出たり、突然大量の岩が空から降って来たりするそうだ」

「大量の岩は意味が分かりませんけど、Sランクの魔物が出て来るのはキツイですね」

六回戦からはSランクの魔物と戦うことになる、幾らワールドセイバーのエージェントと言ってもSランクの魔物と連続して戦うのはキツイのだ

「しかも、こちらの数が増えると敵の数も増えるそうだ」

「と言うことは、こちらの数は少ない方が良い訳ですね」

こちらの人数が少なければ敵の数も少ないのだが

「だがこちらの数が少なくても問題がある、こちらの数が少ない場合敵は少ないが敵の強さは跳ね上がる」

二日前、二人で挑んだエージェントが居た、確かに敵の数は少なくその二人は行けると思ったが、八回戦の時Sランク最上位クラスの魔物が三体出た、その二人は勿論負けた

「つまり多くもなく少なくともない人数で挑む必要がある訳ですね?」

「そうなるな、理想的な人数は七人から八人位が敵の強さと数が丁度良くなるだろう」

工藤が言うこの人数なら運が良ければ勝ち抜けるだろう

「そしてレビル司令官は各支部にこう指令をを出した、各支部から挑戦者を募集するとな」

この第二の鍵の遺跡の鍵が手に入るのは運次第、それなら出来るだけ多くのチームに挑戦させた方が鍵が手に入る可能性は高くなるとレビル司令官は考えた、なのでこの指令だ

「数打ちゃ当たる作戦ですか」

「まぁそうだな」

この次の日、地球支部にもこのレビルの指令が知らされた


地球支部二十六階

佐藤と工藤が話し合っていた頃明日奈は地球支部二十七階に居た、地球支部にはレビィのように犯罪者や犯罪組織の影響で孤児になった子供を保護する孤児院が二十五階にから二十八階まである

そんな孤児達の為の学校が二十七階から二十八階にありレビィはそこに通うことになったのだ

そして明日奈は保護者としてこの日初めてその学校に登校したレビィの様子を教室の後ろから見ていた

「ふふふ、朝あんなに不安そうにして居たのに楽しそうね」

レビィは前日から明日奈に学校の事を聞き最初は行きたいと言った、だが丁度来て居た飛鳥と愛奈から学校の話を聞いているうちに上手く出来るかどうか不安になってしまったのだ、ちなみに明日奈は学校の話題の間、いつの間にか消えていたが話が終わるといつの間にか戻って来ていた



暫くするとチャイムが鳴りこの日の授業は終わる

「どうだった?」

明日奈はレビィに学校の感想を聞く

「うーん、最初は不安だったけどとても楽しかった、明日からも楽しみ」

レビィはニコニコしながらこう言う

「そう」

明日奈はそう言うとレビィの頭を撫でる

「それじゃ帰ろっか?今日はハンバーグ作ってあげるわね?」

「本当?やった!」

教室にレビィの嬉しそうな声が響き、二人はアパートに帰って行った

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