表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
金色の九尾  作者: ブレイブ
五章三部お父さんとお仕事
208/335

三話ファイアースコーピオン3

明日奈がアシュレイと合流する少し前明日奈はアシュレイが向かった方向に向かって走って居た

「・・・」

明日奈は若干不機嫌そうな顔をしている、放って行かれた事を怒っているのだ、そして真後ろに何か大きな物が落ちた音がした

「えっ?」

明日奈は走るのを辞め、振り返ると

「キシャァァァァァァァ!」

マザーファイアースコーピオンが居た、明日奈はゆっくりと前を向くと

「キャァァァァァ!」

と驚いた明日奈は叫びながら先程よりも速い速度で森の奥に向け走って行った



そして現在

明日奈はマザーに接近するとホワイトローズで斬り付けるが

「くっ!」

硬い外殻に弾かれた

「幼生体よりかなり硬いみたいだな」

アシュレイがそう言った所でファイアースコーピオンは尻尾から火を放出する

「ホーリーシールド!」

明日奈はホーリーシールドをファイアースコーピオンを囲むように発動させる

「良いぞ!明日奈!」

囲むようにシールドを張った事で森が燃える事は無かった

「こうすれば森は燃えないけど、あの硬い外殻をどうやって破るのかが問題ね」

「そうだな、奴をひっくり返して柔らかい腹を狙う必要が有るな」

ひっくり返して剣を突き刺せば倒すことは出来る筈だが

「問題はあいつの重さね」

そうマザーはかなりの巨体だ、かなりの体重がある筈だ

「まぁどうにかなるさ、来るぞ!」

マザーは爪を振り降ろして来る、明日奈はかわして関節に剣を突き刺してみるが刺さらない

「ホワイトローズで斬れないなんてね」

明日奈はそう言うと下がる、そしてアシュレイがその巨体を蹴り上げるが少し体が浮いただけでひっくり返らない

「俺が思いっきり蹴り上げてそれかよ」

「でも少しは上がったし同時にやったら行けるんじゃない?」

一人じゃ無理でも二人なら行けそうである

「そうだな、タイミングを合わせて蹴り上げるぞ!」

「うん!」

明日奈とアシュレイはファイアースコーピオンの爪をかわしながら隙が出るのを待つ、明日奈はわざと大きな木の所に追い詰められると爪が当たる瞬間かわす、マザーの爪は木に突き刺さり抜けなくなった

「今だ!行くぞ!」

「えぇ!身体強化!」

『足の脚力を全開にします』

明日奈とアシュレイは同時にマザーの体を蹴り上げた、その衝撃で突き刺さっていた爪は木から抜けその大きな巨体はひっくり返り腹が柔らかそうな腹が晒される

「今だ!突き刺せ!」

明日奈とアシュレイはマザーの腹の上に乗ると同時に剣を突き刺した、剣を突き刺されたマザーは激しくもがいていたがやがてその動きも鈍くなり絶命した

「ふぅ、何とかなったな」

「うん、村に戻って村長さんに討伐が完了した事を知らせましょう」

親子は村の戻って行った




サダラの村、村長宅

親子は村長宅に戻って来るとファイアースコーピオン討伐が完了した事を知らせる

「そうか!ありがとう!」

村長はかなり嬉しそうな様子でお礼を言う

「礼なんていらねぇさ、森の奥に死体が有るからその処理は頼むぜ?」

「分かった、後日村の若者達を向かわせよう」

村長はそう言うと依頼完了書を取り出すとアシュレイに渡す

「これをギルドの受付に渡せば報酬を貰える筈だ、本当にありがとう、また村に来てくれ」

「えぇ、また来させて貰います」

明日奈が返事を返し、親子は村長宅を出るとグラン王都ギルドに戻って行った




グラン王都ギルド

親子はギルドに来ると受付に依頼完了書を渡す

「はい、ファイアースコーピオン討伐の依頼報酬ですね、報酬金は346000Gです」

依頼完了書にはファイアースコーピオンの討伐数プラス、マザーを討伐した事を村長のサインとハンコ入りで書かれているのでこの報酬になる

「おう、ありがとな」

アシュレイは報酬を受け取ると売店で商品を見ている娘の元に向かう

「明日奈、帰るぞ」

「うん」

親子は転移し神狐の館に帰った


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ