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金色の九尾  作者: ブレイブ
五章二部一つ目の鍵と九尾
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九話

最深部最後の部屋

明日奈は部屋に入ると奥に台座を見付けたので近寄る

「これが鍵・・・」

明日奈は一つ目の鍵を手に取る

「嫌な感じ、気持ち悪い」

鍵からは雄々しい力が漏れ出しており、明日奈はそれを感じ取っているのだ

「鍵は手に入ったし帰ろう」

明日奈は部屋を出て、仲間と合流すると全員で地球支部に戻った



ワールドセイバー地球支部

明日奈以外のメンバーは医療室に運ばれ、明日奈は職場に戻るとワトソンに話しかける

「部長帰ったわよ」

「うむ、良く戻ったな、それで鍵は?」

明日奈は鍵の事を聞かれたのでバックパックから取り出すと、ワトソンに渡す

「はい」

「うむ、確かに」

ワトソンは鍵を受け取ると箱に入れた

「回収チームはどうなった?」

「一人しか助ける事が出来なかったわ」

ワトソンはそれを聞くと顔を顰める

「そうか、それは残念だ、それではこれを上層部に渡して来る、お前は帰っても良いぞ」

「分かった、お疲れ様」

「うむ」

ワトソンは部屋を出て行った、明日奈はワトソンが外に出て行った後、少しふらつく

「・・・早く帰りましょう」

明日奈は部屋を出るとエレベーターに乗り自宅に帰って行った



ワールドセイバー本部

佐藤と工藤はワトソンから受け取った、鍵をレビルの元に届ける為に本部に来ていた

「そうか、生きていたのは一人だけか・・・」

レビルはそう言うと本当に残念そうな表情を作る

「はい、本当に残念です」

「だがこれを回収出来た、彼等の犠牲を無駄にしない為にこれを絶対に守り抜かなくてはならん」

もし鍵が奪われれば回収チームの彼等の命は全て無駄になった事になる

「そうですね絶対に守り抜きましょう」

「うむ」

レビルは頷いた

「それでは最高司令官失礼します」

「失礼します」

「ご苦労、二つ目の鍵の場所が分かればお前達に知らせよう」

「分かりました」

工藤と佐藤は部屋を出た



二人は廊下を歩く

「一回の鍵の回収でこれ程の犠牲、辛いですね」

「そうだな」

二人は暫し無言で歩く

「だが鍵の回収は邪神の城に入る為には絶対に必要だ」

「全ての世界の脅威である邪神、絶対に倒さないといけないんですよね」

工藤は頷く

「そうだ、奴を生かしておけば全ての世界が滅びる」

「ですが、鍵を一つ集める度に多くの犠牲が出てしまえば邪神との戦いの時に負けてしまうでしょう」

「あぁ、次からは時間をかけて作戦を練るべきだろうな」

二人は地球支部に向けて転移した

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