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金色の九尾  作者: ブレイブ
五章二部一つ目の鍵と九尾
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六話

???層水路

明日奈は部屋の中に入ると見渡す

「宝箱・・・」

明日奈は宝箱に近付くと、尻尾でツンツンと突く

「罠っぽいのよねぇ、さっき思いっきり引っかかったしなぁ」

そう言うと悩む

「まぁ良いや、開けちゃえ」

どうやらこの狐は先程大きな罠に引っかかったのにこりていないようだ、宝箱を開けると、中には大剣が入っていた

「罠は無しっと、大剣かぁ、いらないなぁ」

明日奈はそう言いつつ鞘から抜き振ってみる

「ホワイトローズが有るしやっぱりいらないわね」

明日奈はそう言うと大剣を宝箱の中に戻し蓋を閉じると部屋を出た



部屋を出てまた早足で水路の脇の道を歩いていると、今度こそ階段を見付けた

「ふぅ、やっと階段ね、でもこのフロアは上から来れないのか」

上に登る階段は無く、下に降りる階段しか無い、どうやらあの落とし穴に引っかかった者専用の階段のようだ

「取り敢えず降りましょう」

明日奈は階段を降りて行った




???層

明日奈は階段を降りると辺りを見渡す、どうやら仲間は居ないようだ、通路は左右に伸びている、明日奈は今度は左に進む

明日奈は早足で先を急ぐ、すると曲がり角が見えたので壁に張り付き先を覗いてみる

「魔物は居ないか、でも何か仕掛けが有るなぁ」

明日奈はそう言うと進んだ先にある仕掛けに近付く、仕掛けは上から下に下ろすレバーだ、下ろせば何らかの仕掛けが動くのだろう

「行き止まりだしね、下ろしてみよっと」

明日奈はそう言うとレバーを両手で持ち下ろした

「さて何が起こる?」

レバーを下ろすとレバー台ごと壁に引っ込み、壁がゴゴゴと音を立てて床に沈んで行った、その先には大きな円形の広間が見える

「何か出てきそうな予感・・・」

明日奈は広間に降りるための階段を少しずつ降りて行く何が起こるか分からないからだ

「降りたけど何も無し?」

明日奈はそう言うと広間の真ん中に立つがやはり何も起こらない、明日奈は何も起こらないのならその方が良いやと思いながら向かいの階段を登った、その先には今までの階段より大きな階段があった

「今までと雰囲気が違う、この階段を降りたら多分最深部ね」

明日奈はそう言うと振り返る、だがギルダーツ達は来て居ないようだ

「多分皆はまだ上に居るよね、本当は待った方が良いんだろうけど・・・」

明日奈はまた振り返ると階段の方に向く

「回収チームの人達はまだ生きてるかも知れないし、皆なら後から来てくれる、行こう」

明日奈は大きな階段を降りて行く、その先には巨大な扉がある

「行くよ、ホワイトローズ」

『Yes、ライトニングブラスター及びホーリーブラスターのチャージをしておきます』

明日奈はそれに頷くと扉に触れる、すると扉は大きな音を立てて左右に開いて行く、中は先程の広間と同じく円形の広間だが暗い

「・・・寒気がする、なんなの?」

明日奈は体をブルっと震わせると広間を見渡す、よく見れば奥の方に人のような物が見えたので駆け寄る

「君は?」

回収チームの一人であろうエージェントは明日奈を見上げると何者なのか聞いて来るので明日奈は答える

「私はワールドセイバー地球支部の明日奈久城よ」

それを聞いたエージェントは明日奈の足を掴むとこう言った

「俺は良いからチームの全員を連れて逃げろ!」

「何故?」

明日奈はしゃがみ込み彼と目線を合わせながら何故なのか聞く

「座るな!早く部屋から出るんだ!手遅れになるぞ」

「だから何があるのよ」

明日奈がそう言った所ですぐ後ろでドーンと音がした、明日奈はすぐに振り返る

「何なの・・・こいつ」

落ちて来たのはスカルリーパー、巨大な骸骨のムカデであり、二本の腕は大きな剣になっており、そして口からは強力な光線を放つ

「俺以外はこいつにやられ口からの光線で蒸発したんだ・・・俺は良いからあの扉に向けて走るんだ!」

「無理よ、そんな事をすれば背中からあの巨大な剣で斬られる、あなたは出来るだけ下がって、皆が来るまで何とかするから」

明日奈はそう言うと剣を抜き尻尾を九本出す

「ホワイトローズ、身体強化全開!」

『Yes、全能力を限界まで強化します!』

スカルリーパーとの戦いが始まった



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