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金色の九尾  作者: ブレイブ
五章二部一つ目の鍵と九尾
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五話

???層水路

巨大なワニが明日奈を噛みちぎろうと水中を物凄いスピードでこちらに近付いて来る

(ホワイトローズ、本当にお願いね!)

『Yes』

ホワイトローズは返事を返すと例の方法を実行する

『マスターの両肩、背中、両足裏から魔力を放出出来るように設定、実行』

ホワイトローズがそう言うと明日奈の左肩から魔力が放出され、明日奈は左方向にワニの牙を避けた

(これなら自由自在に動けるね)

『地上でやればマスターの体をかなり痛めてしまいますがね』

ワニは少し離れた所で旋回しまたこちらに接近する、明日奈は今度は上に避けると各部の魔力噴射で体を回転させワニの背中を斬り付けた

(よし!いける!)

明日奈はそう思うと今度は自分から接近する、かなり速い速度で水中を移動すると、足裏からの噴射を活かしワニの顎を蹴り飛ばした

(いけるけど、息が持たない・・・)

明日奈は続けて二度、ワニの顔を蹴り飛ばすと水面に顔を出そうとするが、ワニはその隙を見逃さず、明日奈の足を噛んだ

(なっ!?こいつ!)

ワニは顔を振り明日奈を放すと、尻尾を明日奈に叩きつけた

(つぅぅ!)

明日奈はゴポゴポと口から空気を漏らす、ワニはもう一度尻尾を叩きつけようとする

(それかなり痛いのよ!)

明日奈は魔力放出で体を一気に体を回転させると尻尾を斬り飛ばし、剣を両手で逆手に持つと頭に突き刺した、ワニは水中に大量の血を撒き散らすと絶命した

(もう限界!)

ワニを仕留めた明日奈は慌てて顔を水面から出した




明日奈はワニを倒した後、今度は少し慌てて泳いでいた

「やっと上がれる所があった・・・」

明日奈はそう言うと地面に上がると、先程噛まれた左足を見る

「クッ・・・痛いわね」

明日奈の左足にはワニの牙がかなり食い込んでいたようで、破れたジーパンの隙間から見える肌からかなりの血が出ている

「バックパックに確かあれがあったわね」

明日奈はバックパックをゴソゴソと探り有る物を探す

「あった」

取り出した物はハイポーションだ、明日奈はズボンを捲ると蓋を開け怪我をした部分に振りかける

「うぅぅ・・・」

ポーションを直接怪我をした部分に振りかけると、再生の際にかなりの痛みが発生する、普段ならポーションを飲み怪我の再生をゆっくりと待つのだが今回の任務は出来るだけ迅速に進めなくてはならないのでこの方法をするしか無かったのだ

『マスター、大丈夫ですか?』

「うん・・・かなり痛かったけどね大丈夫、もう歩けるわ行きましょう」

明日奈はそう言うと歩き始める

「足場があると泳がなくて良いから楽ね」

明日奈はそう言うと前方を見る、前方には先が見えない位長い水路と脇の道が続いている

「はぁ・・・この水路はどこまで続いているのかしら」

明日奈はそう言うと早足で進んで行った



二十分後

流石に同じ風景を見るのに飽きて来た所、扉が見えて来た

「扉ね!」

明日奈は嬉しそうな声でそう言うと扉に近付く

「ホワイトローズ、中に敵は居る?」

ホワイトローズは短距離ならサーチが出来るそうなので明日奈はこの部屋は安全なのかホワイトローズに尋ねる

『敵の反応は無し、安全です』

「分かったありがとね?ホワイトローズ、さて何が有るのかしら?階段だと良いのだけれど」

明日奈はそう言うと扉を開け中に入った

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