二話
一つ目の鍵の遺跡
本部が派遣したチームが一つ目の鍵の遺跡を進み鍵がある部屋の扉の前まで来ていた
「開けるぞ」
チームのリーダーが鍵を開ける、そしてチームは帰って来なかった
ワールドセイバー本部
工藤と佐藤はレビルに呼び出されていた
「何でしょうね?」
「分からん、取り敢えず聞いてみないとな」
工藤はそう言うと扉を開けて部屋に入る、佐藤もそれに続く
「よく来たな二人共、緊急事態だ」
「どうしたのです?」
工藤はレビルに何事か聞く
「うむ、お前達にも知らせておいた回収チームと連絡が付かなくなった」
「本当ですか!?」
佐藤はかなり驚いた様子だ、レビルが送ったチームは本部でも最高の実力を持つ者達だ、佐藤は彼等なら失敗は無いと思っていた
「うむ、確実に遺跡の奥で何かがあったのだろう
」
「調査が必要ですね」
それを聞いたレビルは頷く
「うむ、調査チームは地球支部のチームに向わせろ、失敗は許さんぞ」
「分かりました」
工藤はレビルに返事を返すと地球支部にすぐ転移した
チーム29
明日奈はいつも通り出勤しコーヒーを淹れソファに座り飲んでいた
「お前達全員揃っているか?」
そこにワトソンが部屋に入って来て、チーム全員が揃っているか聞く
「おう、揃ってるぜ、今回は何の任務だ?」
この日は珍しく朝の早い時間なのに全員揃っている
「今回の任務は鍵の回収に向かい連絡が付かなくなった回収チームの救護と鍵の回収だ」
「連絡が付かなくなったって、回収チームに何かがあったって事か・・・」
ギルダーツの呟きにワトソンは頷く
「恐らくな」
「聞いた話じゃ優秀な人の集まりなのでしょう?」
明日奈はそう噂で聞いたのでワトソンに質問する
「そうだ、最高の実力を持つチームだった」
「そんな奴等がロストしたって事はマジでヤバいんだな」
ワトソンは頷く
「うむ、今回の任務はかなり危険な任務だ、気を引き締めて行け!」
「おう!」
ワトソンの激励にギルダーツが答え、ワトソン以外の五人は一つ目の鍵の遺跡に向かった




