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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章異世界の妖狐
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十一話

夜、 万屋アリシアの部屋

明日奈はクリスティとのパーティ登録をした後、万屋に戻りアリシアにある事を話していた

「アリシアさん私、そろそろ旅に出ようと思う」

尻尾が少し下がっている

「そう、行ってらっしゃい明日奈、そして色々な物を見て来なさい」

「うん!アリシアさん行って来ます!」


朝、門の前

門の前にはアリシア、ヴァンゴが来ていた

「明日奈?無茶したら駄目よ?鈴とクリスティ君、よーく明日奈を見ていてあげてね?」

「はい!明日奈さんの事は私達に任せてください」

「おう」

明日奈は少し頬を膨らませながら

「何よ!アリシアさん私は子供じゃ無いわよ!」

「そう言うところが子供なの、三人とも怪我せずに頑張りなさいね?」

ヴァンゴが袋を鈴に渡す

「ほら、鈴ちゃん、回復薬と薬草だ旅をするのなら必要になるだろうし持っていけ」

鈴が袋を開けるとそこには回復薬が二十個薬草が三十本入っていた

「ヴァンゴさん本当にこんなに貰って良いんですか?」

「おう、うちはそれなりに儲かってんだ、それ位なら問題無いさ」

鈴はお礼を言う

「ありがとうございます!ヴァンゴさん」

そして三人は旅立つ

「それじゃアリシアさん、ヴァンゴさん行って来ます!」

「ええ行ってらっしゃい」


街道

クリスティが目的地を聞いていた

「それでこれからどうするんだ?こっから北に進めば王都、南に進むとフランの城塞都市があるが」

「途中にある村に寄りながら王都に向かおうと思う」

王都とアラの町の間には四つの村がある、明日奈はそこを経由し王都グランに向かうつもりなのである、アラの町から南に進むとフランの城塞都市があるが遠い

「それで村にあるギルドで、依頼を受けながら王都に向かったら良いと思うんだけど二人はどう思う?」

明日奈が二人に尋ねる

「俺はそれで良いぜ」

「私もそれで大丈夫だと思います」

二人の返事を聞くと

「それじゃこれで行きましょう」


しばらく進むと森が見え三人は相談していた

「地図によるとここを越えないといけないみたいね」

この森は名前は無い、虫系の魔物が生息していて危険では無いが迷いやすい

「この森はそんなに危険は無いが、広い、道から外れるとすぐに迷うから、三人固まって歩いた方が良いぜ、それと虫系の魔物が出る」

「私虫はあまり好きではありません」

鈴は虫が苦手なようだ

「鈴は後衛だから、大丈夫よ、さぁ三人離れないように進みましょう」

そんな三人を見守っている影が見えた

それはビックスパイダー、その名の通り巨大な蜘蛛である

ビックスパイダーはこっそりと三人をつけて付けて行った



次回、森の蜘蛛さんとの戦いです

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