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金色の九尾  作者: ブレイブ
五章一部ワールドセイバーのお仕事2
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九話

第三層

第三層、二層とは違い壁が青く発光しており、少し不気味だが明るい

「なんで光っているんだろうね?この壁」

明日奈はそう言うと尻尾で壁を突つく

「さぁな、でも分かったら面白いんだろうな」

この迷宮に来た科学者はこの壁を見て良い研究対象を見つけたと歓喜するだろう

「二人とも行きますよ」

鈴が二人を呼ぶ、今回の目的は遺跡の奥に進む事だ、壁をいつまでも見ている訳にはいかない

「うん」

「おう」

二人は鈴とフォードの元に向かうと三層の進む、そして暫く進んだ所で明日奈と鈴の耳がピクリと反応する

「鈴、この曲がり角の先、いるよね?」

「はい、います、皆さん戦闘準備をしてください」

三人はそれぞれ武器を取り出しクリスティは拳を握る、そして曲がり角を曲がった先に居た魔物は

「動く骸骨スケルトンね」

スケルトンであった、六匹おりそれぞれ剣を持っている

「鈴、前の二匹撃って!後の四匹は私達がどうにかする!」

「はい!」

鈴は床に伏せると二匹スケルトンを狙い撃ち二匹のスケルトンが行動不能になったのを確認すると足の速いクリスティと明日奈が一番奥の三匹、大剣を持ち動きは余り速く無いフォードが中程のスケルトンを狙う、明日奈は二匹を相手取ると一匹目は頭を斬り裂き倒すと二匹目は頭を蹴り飛ばすとそのスケルトンは頭を追いかけて走って行った

「おもしれぇなそれ」

クリスティはそう言うとスケルトンの剣を避けるとその頭を拳で砕いた、フォードは大剣で一刀両断にしていた

「終わりですね」

「うん」

頭を追いかけて走って行ったスケルトンは結局戻って来なかったので一行は先に進む


また別れ道があり、一行が選んだ道の先には部屋があった、鍵はかかっていなかったので扉を開けて中に入ると、奥に宝箱がある

「部屋に罠は無いみたいだけどさぁ・・・怪しいって」

「どうすんだ?開けずに引き返すか?」

安全を優先するのなら宝箱を開けずに引き返すのが正解である

「でも中身が気になります」

「私もだ」

二人はそう言う、こう言う部屋に置いてある宝箱を開けたくなってしまうのは人間として仕方ない事だ

「開けてみよっか」

明日奈はそう言うと宝箱に近付き、開けてみる中に入っていたのは

「ダガーか」

「それなりに斬れそうだな」

赤いダガーだ、フォードが言う通りそれなりの性能を持っていそうだ

「私はいらないわね」

「うむ、私も必要ない」

明日奈とフォードは必要無いようだ

「あの、私が貰って良いですか?敵に接近された時に攻撃する為の武器が欲しかったんです」

足の速い敵がいる場合接近されてしまう事もあるので鈴は前々から近接武器が欲しかったのだ

「分かった」

明日奈は鈴にダガーを渡す

「ありがとうございます!」

鈴は嬉しそうだ

「さて戻ろうぜ」

四人は元の先程の道に戻ると今度は別の道を進んだ



第四層

第四層に降りると目の前に大きな扉が現れた中に入るとコロシアムのようになっている

「広いわね」

「そうですね」

何が起こるか分からないのでゆっくりと一行は進むが特に何も起こらなかった

「何かあると思ったけど何も起こらなかったわね」

「そうだ、な?」

クリスティは下を見る、何かスイッチを踏んだようだ

「悪い、何か踏んだ」

クリスティは取り敢えず謝る、四人は周りを見渡し警戒すると、コロシアムを出口と五層に通じる階段の入口の下から壁が迫り出して来て閉じ込められた

「つまり、コロシアムで何もなかったと安心させて、抜けた先であるここに罠を仕掛け閉じ込めると言う訳か」

「そうみたいね、しかも強そうな魔物が出て来たわよ」

天井が開きそこから魔物が落ちてきた

「グルルルルル!」

魔物の名は、ケルベロス、三つの首を持った巨大な犬である

「来るよ!」

ケルベロスは飛びかかって来た

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