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金色の九尾  作者: ブレイブ
五章一部ワールドセイバーのお仕事2
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五話

第26世界バチルの国王都

このバチルの国はインラーシダと比べると大型機械の製造が多い、その大型機械を他の世界に輸出する事でこの世界の産業を支えている

「今回の任務はこのバチルの国で最近現れたバナダの逮捕よ」

バナダ、最近現れた盗賊である、様々な宝石店などに押し入り根こそぎ盗んで行くと言うかなり派手なやり方をしているが、逃げ足が速く、この国の警察機関では敵わないのでワールドセイバーに依頼が来た

「随分と派手なんだね」

「うん、これで捕まらないのが不思議ね」

明日奈はそう言うと動き始める

「さぁまずはこの国の警察機関に行ってみましょうか」

「そうだね」

響と明日奈はこの国の警察機関に向かった




王都警察本部

明日奈は警察本部に来るとまず受け付けに向かう

「私はこう言う者よ」

「・・・話は聞いております、担当の者が来ますのでお待ち下さい」

明日奈はそれを聞くと近くのソファに座って待つ事にする、響も隣に座る

「流石、慣れてるね」

「こう言う事はもう何回もやってるからね、慣れちゃった、響もそのうち慣れるよ」

明日奈はそう言うと体を伸ばす

「君達がワールドセイバーのエージェントかね?」

「そうですけど君は?」

響が話しかけて来た男に名前を聞く

「私はバナダを起こした事件を担当しているダグだ、よろしく頼む」

「こちらこそよろしく、私は明日奈、こっちは響よ」

明日奈はそう言うとダグと握手する

「それでは着いて来てくれ、バナダが次狙いそうな宝石店はもう分かっているんだ」

「分かった」

明日奈と響はダグ着いて行った



二回バナダ対策室

部屋に入ると人は一人も居ない恐らくバナダの事を調べに出掛けているのだろう、壁にはバナダに関する資料が貼り付けられている

「この資料の量かなり手こずってるのね?」

「あぁなんせ奴は逃げ足が速い、中々捕まらないからどんどん資料が増えて行くんだ」

ダグはそう言うと悔しそうな表情を作る

「大変ね、それで次狙う宝石店は何処なの?」

「ここさ」

ダグが机にある地図を指す、そこにはラビッツ宝石店と書いてあった

「もう既にうちの連中が張っている、だが奴はどうにかして入り込み盗んで行くのさ」

「そう、今回はなんで奴が狙う宝石店が分かったの?」

明日奈は何故バナダの標的が分かったのか尋ねる

「奴は調子に乗っているみたいでなこんな物を送りつけて来たのさ」

ダグはそう言うと引き出しからとあるカードを取り出す、そこにはラビッツ宝石店と書いてある

「挑戦状か」

響は呆れた様子でそのカードを見る

「俺は捕まらないってタカをくってるのさ」

「でも今回は私達がいる、現場に向かいましょう、見ておきたいわ」

明日奈はダグに現場に行こうと提案する

「そうだな、向かおう」

三人は部屋から出るとラビッツ宝石店に向かった



ラビッツ宝石店

明日奈はラビッツ宝石店に来るとまずは辺りを見て回る、入り込めそうな場所を探しているのだ

「怪しい所はあるかい?」

「うーん、私ならここから入るかな」

明日奈が指差すそこは通気口、この通気口は確かに内部に通じており店内に侵入出来る

「でも、バナダは店に煙幕を投げて、視界を奪っているうちに全て盗んで行くそうよ」

「店の周りを見渡しても大して意味が無いのか・・・」

明日奈は首を振る

「店の周りを見ておくことで奴の逃走経路を予想できるし意味が無いって事は無いのよ」

「それじゃ奴はどの道を通って逃げるんだい?」

明日奈は響にそう聞かれると路地裏から表通りに出る

「やっぱりこの店の横の路地裏か普通に表通りに出て逃げるか、それか屋根の上に登って逃げるかでしょうね」

「色々あるんだね」

明日奈は頷く

「うん、やろうと思えば、マンホールを開けて地下に逃げる事も出来ると思うよ」

「そうだね、地下も有効な手段だね」

響はそう言うと頷く

「しかし明日奈凄いね、そこまで予測出来るなんて」

「私は凄く無いよ、私に色々教えてくれたギルや部長が凄いの、二人に教えて貰った知識は本当に色んな事に役立つから響も頑張って覚えてね?」

明日奈も初めの頃はギルダーツに散々色んな知識を教え込まれたのだ

「ギルダーツさんのしごきは厳しそうだね・・・」

「ふふふ、そうよ、とっても厳しいから覚悟して無いと駄目よ?」

明日奈はそう言うとニヤニヤする

「覚悟しておくよ」

響がそう言った所で何処からか煙が立つ

「来たみたいね」

「あぁ」

バナダが来たのだ

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