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金色の九尾  作者: ブレイブ
五章一部ワールドセイバーのお仕事2
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四話

ワールドセイバー地球支部

殺人事件の犯人を無事捕まえた翌日、明日奈は今回は特にする事が無いので、ソファに座りのんびりとしていた

「明日奈」

「何?」

尻尾の手入れでもするか、と思った所でワトソンが部屋に入って来て話しかけて来た

「佐藤がお前を読んでいる、行って来い」

「何かしら?まぁ行って来るわ」

明日奈はそう言うと櫛を仕舞うと部屋を出て行った



地球支部38階

佐藤の部屋はこの38階の奥の方にある、明日奈はそこまで来るとドアをノックする

「佐藤さん入るわよ」

明日奈はそう言うと中に入る

「良く来たな」

部屋には佐藤と響が居た

「うん、それで?何で響がいるの?」

「あぁ、彼は私が呼んだんだ」

どうやら響は佐藤が呼んだようだ

「ふーん、それで?何の用?」

「君の神の力の事だ、最近何か変化はあるか?」

明日奈は首を振る

「特に変化は無いと思う」

明日奈が気付いていないだけで徐々に覚醒に近付いて居るのだが、自覚は無い

「そうか、もし完全に神の力に目覚めたら教えてくれ」

「分かった」

明日奈は頷いておく

「用はそれだけ?」

「いいや、まだある彼響の事だ」

どうやら響の事で何かあるようだ

「響がどうかしたの?」

「あぁ、彼を君のチーム29に入れるつもりだ」

明日奈内心かなり焦った、どうしてもあの時何となく頬にキスをしてしまった事を思い出し、まともに響を直視出来ないのに彼が自分のチームに来ると言うのだ

「へ、へぇ、響がうちに」

「あぁ案内してやってくれるか?」

明日奈はこの佐藤の頼みに頷く

「分かった、案内します」

「それじゃ頼むぞ」

明日奈は響を連れて部屋を出た



廊下

明日奈はエレベーターまで歩く

「明日奈」

「な、何?響」

響に呼ばれた明日奈は少し挙動不審になりながら彼を見る

「君のチームはどんなチームなんだい?」

そう聞かれた明日奈は自分のチームの事を思い出す

「そうね、みんな優しくて強くてとても良い人達よ、あなたもすぐに受け入れてくれるんじゃない?元、敵でもね」

明日奈はそう言うと響に笑顔を見せる

「そうか良いチームなんだね、でも明日奈そっちはエレベーターホールじゃ無いよ?」

明日奈は右に曲がらないとエレベーターホールに行けないのに左に曲がっていた、やはり少し挙動不審である

「う、うるさいわね!分かってるわよ!」

明日奈はそう言うとエレベーターホールに方に戻る

「プッククク、君らしく無い、どうしたんだい?」

「あんたのせいよ」

明日奈はそう小声で言う

「今なんて?」

「さぁ?下に行くわよ」

明日奈はそう言うとエレベーターにのり響も首を傾げながら彼女に続いた



チーム29

明日奈はチーム29に戻ると早速ワトソンに響の事を話す

「響を連れて来たんだけど聞いてた?」

「うむ聞いていたぞ、良く来たな響、俺は元敵だろうと仲間だろうと同様に扱う、だから早く一人前になるんだな、期待しているぞ」

ワトソンはそう言うと響の肩を叩く

「おう、俺が色々教えてやるから覚悟しとけよ?」

「’私も君と戦った事があるからな、君のその戦闘能力、期待させてもらうからな」

チーム29の年長組もそう言うと響と握手する

「あん時は俺はあんたが居なかったら明日奈毎死んでた、ありがとな響、そしてよろしくな!」

ウィリアムは響に感謝すると握手する

「うん、よろしく頼む」

響もチーム29の者達に挨拶した


それから数十分後、ウィリアムとギルダーツはパトロールに出かけ、ミランダはワトソンの仕事の手伝いをしており暇なのは明日奈と響だけなので、明日奈は響に話しかけた

「ねっ?皆良い人でしょう?」

「そうだね、ここなら上手くやれそうだよ」

響は嬉しそうにそう言う

「ふふふ、私も期待してるからね?頑張ろうね?響?」

「そうだね、それで明日奈今暇だろう?昼食を取りに行かないか?」

響は明日奈を昼食に誘う

「うん、丁度お腹空いたし、一緒に行こっか」

明日奈はそう言うと立ち上がると扉の前に向かう

「ほら、行くよ響」

明日奈は振り返ると響を呼ぶ

「うん」

二人は朝食を取りに向かった



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