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金色の九尾  作者: ブレイブ
五章一部ワールドセイバーのお仕事2
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三話

ワールドセイバー地球支部

明日奈は地球支部に戻って来ると昼食を取りに来ていた、既にミランダを含む地球支部の女性陣が席を取ってくれている

「こんにちはミランダさん」

「うん、こんにちは明日奈」

明日奈は職場の先輩であるミランダに挨拶すると隣の席に座る

「みんな席を取ってくれてありがとうね」

「どう致しまして、任務は上手く行った?」

リサラはミランダから明日奈は朝から任務に出かけていると聞いたので上手く行ったのか質問する

「うん上手く行った」

「ほぅ、先輩としては鼻が高いな」

ミランダはそう言うと明日奈の背中を叩く

「明日奈ちゃんは頑張ってるよねー、任務失敗した事あんまり無いんじゃない?」

今明日奈に話しかけて来たのは明日奈と同じく妖狐族の千智である、尻尾の数は六本である

「失敗した任務は確か四つか五つだったかな」

失敗した任務は大体が尾行任務だ、足元の缶に気付かずに蹴り飛ばしてバレたり、ターゲットが振り返った時に目が会いバレたりなどだ

「少ないねー、私なんてもう十回以上失敗してるんだよ?、尾行中に上手く隠れたつもりなんだけどさちょっと尻尾がはみ出しちゃってバレたんだよねー」

獣人系のエージェントに多いミスである

「千智は良くそのミスをする、私が妖狐ならそんなミスはしない」

そう言う彼女はヴァンパイアのシーラ、地球支部では上位のエージェントだ

「何よー、シーラちゃんは妖狐じゃ無いから分からないのよ!」

「フン、千智は尻尾を隠せる筈、尾行任務をする時は隠したら良い」

千智はシーラのこの言葉を聞いてハッとした顔を作る

「そう言えば任務中は尻尾を隠したら良いんだよね、シーラちゃん頭良いね」

「千智が馬鹿なだけだと思う」

シーラはクールにそう言う

「まぁ確かに千智は馬鹿だな」

ミランダもこう言う

「うぅみんなが馬鹿って言う・・・明日奈ちゃん、リサラちゃん!私って馬鹿じゃ無いよね!」

「ええっと、千智ちゃんは良い人だと思うよ?」

明日奈はこう言ってお茶を濁す

「私も明日奈と同意見です」

リサラもこう言って逃げる

「そっかー」

千智は納得したようだ

「ふぅ」

明日奈は納得した様子の千智を見て安心した



チーム29

明日奈は昼食を終えるとミランダと共に職場に戻って来た

「部長ただいま」

「うむ良く戻ったな、お前が捕らえたLの取り調べの結果だ、お前が捕まえたのだから見ておけ」

明日奈は資料に目を通す、これまでの犯罪歴どんな組織に属しているのか又は協力しているのかの欄がありLの場合は無所属、主に依頼を受ける組織は二つあるようだ

「この二つの組織の場所分かってるの?」

「いや不明だ」

どちらもどんな組織なのかは分かっているがアジトの場所は不明なのである

「そう、これ返すわ」

「うむ」

ワトソンは資料を受け取ると机の引き出しにしまった

「よしウィリアム、明日奈、暇だし、パトロールに行くぞ、ミランダは居てくれ」

「ういっス」

「了解」

三人はパトロールに向かった



ニューヨーク

初めの三十分は平和な物で明日奈はウトウトし始めていた、だが通信が入る、どうやら事件のようだ

『殺人事件が発生、パトロール中のエージェントは逃走した犯人を確保して下さい』

「事件だ、行くぜ」

「うん」

ギルダーツは車を走らせ、現場に向かった



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