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金色の九尾  作者: ブレイブ
五章一部ワールドセイバーのお仕事2
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二話

明日奈の自宅

何時も通り金色の妖狐はもぞもぞと布団から這い出ると暫くボーとする、そしてある程度目が覚めると水を飲み、洗面所に向かう

「ふぁーあ」

欠伸をしながら顔を洗うと髪を整え、出勤準備完了だ

「良しっと、さぁ行くよ、ホワイトローズ」

『Yes、マスター』

明日奈はホワイトローズの返事を聞くと、バックパックの中に入れ、尻尾と耳を隠すと自宅を出た



ニューヨーク

朝のニューヨークはかなり混雑している、明日奈は行き着けのホットドッグ屋でホットドッグを注文するとその人混みを眺めていた

「ほれ、出来たぞ明日奈ちゃん」

「おっ、ありがとうおじさん」

そう言うと代金を渡し、ホットドッグを食べながら地球支部に向かう

「・・・」

明日奈は食べながら一人の少年に注目する、少年は今にも出勤中の男の後ろポケットの財布をスろうとしている、明日奈は食べながら少年に近付くと腕を掴む

「なんだよ」

「あんたスリしようとしてたでしょう、見てたわよ」

明日奈はそう言うと少年の目をしっかりと見る、少年は少したじろぐ

「うっせぇよ!あんたに関係ないだろ!」

「関係あるのよねぇ」

明日奈はニューヨーク市警に協力する時に使う警察手帳を少年に見せる

「け、警察かよ・・・」

「えぇ、良かったわねー、犯行に移る前で」

明日奈はそうニコニコしながら言うと少年の腕を掴んでいる手を離した

「次見かけたら問答無用で逮捕するからね」

明日奈がそう言うと少年は慌てて逃げて行った

「ふぅ、さて行こっと」

明日奈は地球支部に向かった



ワールドセイバー地球支部

明日奈はエントランスに入ると、受付に向かいリサラにワールドセイバーの方の手帳を渡す

「リサラおはよう」

「うん、おはよう明日奈」

リサラは挨拶を返すと手帳を返す

「今日もお昼にね?」

「えぇ」

明日奈は昼食しの約束をすると職場に向かった




チーム29

明日奈は職場に入ると挨拶する

「おはようございます」

「うむ、おはよう」

部屋に入ると居るのはワトソンだけのようだ

「みんなはまだなの?」

「まだだ」

どうやら他のチームメイトはまだ来て居ないようだ

「ふーん、それじゃ任務は?」

「来てるぞ、丁度お前に任せようと思っていた物だ早速言ってこい」

ワトソンはそう言うと手配書を渡して来た

「26世界のLの確保か」

Lは数々の中級クラスの危険度を持つ殺し屋だ、獲物の後ろを取ると首を剣で斬り落とすと言うやり方をしている

「うむ、お前なら簡単な任務だろう?」

「そうかしら?まぁ行って来るわ」



第26世界インラーシダ第二区

第二区を明日奈は走っていた、Lの場所は既にスマートフォンに表示されているので後は向かうだけだ

「部長、こいつ移動してないんだけどもしかしてターゲット狙ってるんじゃない?」

『確かにな、急げ』

明日奈は近くのビルに入るとエレベーターで屋上まで登る、そしてビルとビルの間を飛ぶ

『落ちるなよ』

「分かってる!」

流石にビル40階から落ちたら痛いではすまない

「発見」

『よし、確保だ』


明日奈はLの後ろに付くと話しかける

「あんたLよね?」

「そうだけど何か?」

フードを被っていて見えないが高い女の声だ

「私はワールドセイバーよ、あなたを確保しに来たの」

「そう」

Lはそう言うと明日奈の目の前から消え、明日奈の後ろに現れた

「捕まる訳には行かないの、死ね」

Lは手に持った剣を振る、明日奈はそれをかわすと銃を撃つが当たらない

「速いわね」

「自慢なの」

Lはそう言うと今度は真っ正面から突っ込んで来る、明日奈は数発銃を撃ち込むが彼女は全てかわす

「今度こそ死ね」

Lは明日奈の首目掛けて剣を突き出して来た、明日奈はそれをくぐってかわすと膝を彼女の腹に突き刺した

「グッ、うぅ・・・」

Lは腹を抑えて数歩後退する、明日奈はそんな彼女の足を払いバランスを崩させると押さえ付ける

「はい、確保」

そう言うと手錠をかけて、地球支部に送った

「任務完了ね」

明日奈はそう言うと装備を全て仕舞う

『うむ、戻って来い』

「はーい」

明日奈は返事をすると転移した

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