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金色の九尾  作者: ブレイブ
四章六部戦いの始まり
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四話

第九の遺跡最奥部

明日奈は駆け出すとまず左腕で響をおもいっきり殴った、そのまま回し蹴りを放つとまた左腕で殴る

「ホワイトローズ!ブレイカーモード!」

『Yes、ブレイカーモード』

ホワイトローズはブレイカーモード、大きな大剣の姿に変形した、明日奈はそれを振り上げると響に叩き付ける

「なぁクリスティ、明日奈は怒らせたら駄目だな」

「あぁあれは相手が可哀想になる」

明日奈は今度はブラスターモードに変形させるとライトニングブラスターを響に向けて放つ

「クソ!」

なんとか避けた響は明日奈の腕を掴む、だが明日奈は体をその場で響ごと体を回転させ響を床に叩き付けた

「ぐはっ!」

明日奈はそのまま床に倒れた響を蹴り飛ばす

「同じ事して通じると思ってるの?」

響はなんとか体勢を立て直すと、明日奈に蹴りを放つ、明日奈はそれを飛び退いてかわす

「その体勢じゃかわせ無いだろう?」

響はそう言うとまだ地面に足が付いていない、明日奈に魔法弾を撃つ

「くぅ!」

明日奈は足が地面に付いていない状態では流石にかわせず魔法弾に当たった

「ククク、今度はこっちから行くぞ!」

響は明日奈に接近すると斬り付ける、明日奈はその左側からの斬撃を防ぐと銃を取り出し撃ったがかわされる

「当たらないさ!」

響は魔法弾を撃ちながら接近して来る、明日奈はそれを剣で斬り落としながら迎え撃つ

「ダークブレイド!」

「ホーリーブレイド!」

明日奈の光剣と響の闇の剣がぶつかり合った

「くぅぅ!」

軽い爆発が起き響は怯む、そして煙の中から明日奈が現れた

「何!」

「ブレイカーモード、インフェルノクラッシュ!」

『Yes、インフェルノクラッシュ!』

響は何とか剣で明日奈の技を防ぐが剣が折れ、体を軽く斬られた

「ぐぉぉ!この!」

響は構わず明日奈に蹴りを放ち顔を命中した

「痛いけど!」

明日奈はそう言うと、下から剣を振り上げると響のポケットを斬った、秘宝が空を舞う

「くっ!」

響が慌てて秘宝を取ろうとするが先に取ったのは明日奈だった

「秘宝は貰ったわ」

明日奈はすぐに距離を取ると、服のポケットに玉をしまう

「クソ!返せ!」

「返さないわよ、あなたから秘宝を取り戻すのは鈴との約束だし秘宝の回収が今回の任務ですもの」

明日奈はそう言うと響に剣を向ける

「もう引いたら?剣も無いしそんなんじゃ私には勝てないでしょう?」

「そうだね剣も無しに君に勝てるわけが無いし引かせて貰おう」

響はそう言うと明日奈に背中を向ける

「だが確実にその秘宝は頂く、覚えておけ!」

「好きにしなさいよ」

明日奈も響に背を向けると仲間達の元に歩き出す

「そうだ明日奈」

「何?」

明日奈は振り返り響を見る

「ルーシィ、この名前に聞き覚えは無いか?」

「何それ?」

明日奈は首を傾げる

「そうか、それなら良い」

響はそう言うと、今度こそ帰って行った



明日奈は帰って行く響を悲しそうな表情で見守った後、仲間達の元に向かう

「クリスティ、皆は大丈夫?」

「あぁ、お前のチームメイトは全員気絶しているだけだぜ」

それを聞いた明日奈はホッとする

「そう良かった、鈴、体変な所無い?」

「はい、大丈夫です」

鈴は大丈夫と言っているが明日奈はそれでも心配なのか更に質問する

「本当?それなら痛い所は無い?吐き気とか頭痛いとか無い?」

「ふふふ、心配してくれてありがとうございます大丈夫ですよ」

それを聞いた明日奈は鈴の前に座る

「そっか本当に良かったわ、でもワールドセイバーで診てもらいましょうね?」

「ふふふ、はい」

鈴は心配されて嬉しいのか嬉しそうに頷いた



チーム29

明日奈はワールドセイバーに戻ると職場に行く、他の者達は医療室だ

「戻ったわよ部長」

「うむ、それで?秘宝は?」

明日奈ワトソンに秘宝を見せる

「バッチリよ、はい」

そして秘宝を渡す

「うむ確かに、それでは俺は今からこれを上層部に届ける、お前は今日はもう休め」

「はーい」

明日奈の返事を聞いたワトソンは頷くと部屋から出て行った



医療室

明日奈は医療室に向かうと、レイミの元に向かう

「あら、いらっしゃい明日奈ちゃん」

「こんにちは先生、鈴は大丈夫ですか?」

明日奈はレイミに鈴の体の事を尋ねる

「えぇ、問題無しよ、ダークカードは使用者が負けると使用者の体から完全にその効果が消えてしまうみたいね」

「そうなんだ」

レイミは安心した様子の明日奈の肩を叩くと

「ほら、皆の所に行ってあげなさい、明日奈はまだ来ないのか!って皆煩いのよ」

「はい」

明日奈は嬉しそうに返事をすると仲間の元に向かった

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