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金色の九尾  作者: ブレイブ
四章六部戦いの始まり
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一話

地球支部

明日奈は本当はこの日は休みなのだが、電話が来て至急出勤するように言われたので出勤した

「なんなのよ・・・お母さんに甘えに行こうと思ってたのに」

明日奈はそうブツブツ言いながら職場に向かう

「お早うございます」

明日奈はそう言うとチーム29、自分の職場に入った



チーム29

明日奈が部屋に来ると既にウィリアム、ギルダーツ、ミランダも出勤していた

「うむお早う、悪いなお前は今日は休みなのに」

「別に良いけどさ、なんなの?休みの日に呼ぶんだから何か有るんでしょ?」

明日奈にそう質問されたワトソンは話し始める

「うむ、デスイーターが九個目と十個目の秘宝を見付けたようだ、明日奈お前にはこれがどう言うことか分かるだろう?」

「邪神が復活するわ!」

十個の秘宝が集まれば邪神が復活する、それは絶対に防がなくてはならない

「だから我々チーム29はこれより奴等より先に遺跡に向かい秘宝を回収する、これは絶対に失敗出来ない任務だ、心してかかれ!」

「分かってる」

明日奈達四人は遺跡に向かい転移した




第57世界砂漠の国南部、第九の遺跡

南部砂漠の北側ここに九個目の遺跡がある

「ここが例の遺跡か、奴等は居ないようだし進むぞ」

四人はギルダーツを先頭にし遺跡に入る

「暗いね」

「そうだな、奴等が隠れてる可能性もあるかもしれねぇぜ、気を付けようぜ」

ウィリアム以外の三人は彼の注意に頷くと警戒しながら進む、暫く進むと広い広場に出た

「何かあるかもしれない、罠があるかもしれないぞ」

ミランダが注意する

「どうするの?何か投げてみる?」

「やってみるか」

ギルダーツは近くの石を取ると投げてみる、すると

「・・・」

「・・・」

「・・・」

「・・・」

部屋の真ん中から床が開いた、調べずに進んだ者は落ちてしまうだろう

「・・・どうするの?」

「分かれ道は無かったからな・・・近くにあの落とし穴を作動させないようにする、スイッチがあるかもな、探すか」

四人は辺りを調べ始めた



明日奈は遺跡の壁を触ってみる

「やっぱり怪しいのはこの壁だよね」

壁はレンガで出来ており、そのうちのどれかがスイッチになっている可能性が高い、他の三人も同じ事を思ったようでレンガを調べている

「おっ?」

そして十分位、レンガを調べていると一つのレンガが奥に引っ込んだ、どうやらこれがスイッチのようだ

「みんな!スイッチ見付けたよ!」

明日奈は尻尾を振りながら嬉しそうに、仲間にスイッチを見付けた事を報告した

「良くやったじゃ無いか明日奈、私は少し飽きて来た所だったぞ、それと尻尾可愛いな」

ミランダはそう言うと、近くのそれなりの大きさの石を部屋の真ん中に向けて投げる

「大丈夫みたいっスね」

ウィリアムはそう言うとそぉっと部屋に入ってみる、明日奈は落ちたりしたら大変なのですぐ後ろに付いている

「行けるな、進むぞ」

三人は広い広場を進み再び狭い通路に入ったが

「ん?」

先頭を進んでいたウィリアムが床のスイッチを踏んだようだ

「・・・そのスイッチ、私は嫌な予感しかしないのだが」

ミランダの予想通り四人の後方の天井が開きその奥には大きな丸い岩が見える

「ねぇ、あれ転がって来るんじゃない?」

明日奈の言う通り大きな岩が転がって来た

「ブラスターモード、ライトニングブラスター!」

明日奈は急いでライトニングブラスターを撃つが、なんと玉はライトニングブラスターを弾いた

「・・・逃げろぉぉぉ!」

ライトニングブラスターを弾いたのを見た、ギルダーツはそう叫ぶと駆け出した

「何で効かないのよ!」

「俺に聞かれても分らねぇよ!」

四人は走る、たまに振り返ると岩はどんどん速度を増し四人に接近して来る

「良し!君達!曲がり角だ!」

ミランダが指差す先、確かに曲がり角だ

「助かったな!」

四人は曲がり少し進んだ所で振り返る、そこには壁に突っ込んだ岩があった

「ふぅ、助かったね、ん?」

明日奈が足元を見る、すると右足がスイッチを踏んでおり、また天井が開き中には大きな岩があった

「またかよ!」

四人は再び逃げる事になった



その後階段のスイッチをミランダが踏みその直後大量の岩が天井から落ちて来たり、ギルダーツが休憩中にもたれ掛かった石像がスイッチでまたもや天井から大量の水が落ちて来たりと散々な目に会いながら四人は遺跡を進み遺跡の中腹辺りまで来た

「この遺跡の製作者、殴りに行きたい・・・」

明日奈はずぶ濡れの服を気にしながらそう言う

「俺は感謝したいぜ」

ウィリアムはチラチラと水に濡れた明日奈を見ている

「確かに濡れたままでは気持ち悪いな」

ミランダも濡れた服が気になるようだ

「戻ってる時間は無いんだ我慢してくれ、見ろ、また広い広場だ」

前方を見ると確かに広い広場だ

「今度は私が投げるね」

「おう」

明日奈は近くに落ちていた、石を取ると真ん中に向けて投げる、今度は何も起こらなかった

「何も起こらないね?」

「そうだな、私はまた何か起こるんじゃ無いかと不安で仕方なかったぞ」

四人は何も起こらなかったので、広場に足を踏み入れる、そして中心まで進んだ所で入口と出口が塞がれた

「なに?」

またもや天井が開くとそこから九つの首を持った蛇ヒュドラが落ちて来た

「九個目の秘宝を守る遺跡に九つの首を持つ蛇か!この遺跡の創造者は面白いな!」

ミランダはそう言うと槍を構える

「みんな気を付けて!」

九つの首を持つ蛇、ヒュドラとの戦闘開始だ


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