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金色の九尾  作者: ブレイブ
四章五部ジジルの国の妖狐
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三話

銀狼団アジト前

明日奈達は影から銀狼団アジトの入り口を伺っていた

「いっぱい居るね」

入り口前には沢山の構成員達が侵入者が入り込まないように見張っている

「ギルさん、どうやって入り込みます?」

「このまま突っ込んだら、確実に囲まれてめんどくさい事になるなぁ」

めんどくさい事になるのは避けたいのだが、そこに一人の女が現れた

「あれはまさか・・・」

女は銀狼団の構成員達の前に立つと槍を抜き構える

「なんだぁ?テメェは?」

「私はミランダ、私の友を傷付けた貴様らを粛清しに来た」

女ミランダはそう言うと地面に槍を突き付ける

「アースサンダー!」

槍の先から地面に雷が流れ、アジトの入り口を見張って居た構成員全員を痺れさせた

「さて、入らせて貰うぞ!」

ミランダはそう言うと入り口から銀狼団のアジトに入って行った

「ねぇさっきの人がミランダさん?」

明日奈が自分のチームと他のチームをホーリーシールドでミランダの魔法から守りながらギルダーツに聞く

「ああそうだ、とにかく追いかけるぞ」

「はーい」

明日奈達チーム29は銀狼団のアジトに侵入した



銀狼団アジト内部

アジトの内部に入ると既に入り口に居た構成員達は全員倒されており、ミランダはいない

「ミランダさんって凄いね・・・」

「まだ二分も経ってねぇぞ・・・」

内部の様子を見た明日奈とウィリアムが呆れている

「これがあいつの実力さ、閃光のミランダ、あいつの高速戦闘に付いて行ける奴は中々居ないんだ」

ミランダのその速さを生かした高速移動と手数の多さで敵を圧倒し倒す、その速さに付いて行けなかったら一瞬で負ける

「それじゃその速さを生かしてこいつらを一瞬で倒したって訳ですね?」

「そうなるな」

三人はそんな話しをしながら階段を登る、ミランダが敵を倒しながら最上階を目指しているおかげで敵が全て倒れており戦う必要が無い

「もう最上階っすね」

「あぁ」

三人は最上階に登り、銀狼団のボスの部屋らしき部屋に向かう、扉を開けた先には銀狼団のボスと対峙しているミランダが居た

「貴様がこの組織のボスだな?」

「そうだ」

銀狼団のボスはサングラスをかけスーツを着た、四十代位の男だ、その手には銃が握られている

「そうか、それなら貴様を倒す」

「ふん、かかって来い!」

男は数発銃を撃つ、ミランダはそれを全てかわしながら男に接近するとその顔を蹴り付けた、そして槍の柄の部分で男の腹を突く

「速いし、強いね」

「確かにスゲぇ」

「お前ら見とけよ、あれがこれから一緒に戦うミランダだ」

ミランダは頭上で槍を回転させるとその勢いのまま男の足に叩きつけると、今度は槍の先で男の手の銃を弾き飛ばした

「これでドドメだ、サンダーストライク!」

「うぉぉ!」

ミランダは槍に電撃を纏わせると、高速の突きを放つ、武器を失った男はかわせる筈も無く吹き飛ばされ壁に当たった

「ふん、他愛も無い」

ミランダはそう言うと槍を仕舞うと振り返る

「うん?あなたは・・・」

ミランダはギルダーツに気付いたようだが何か気配がしたのでまた振り返る

「ククク素晴らしい力だ、これがダークカードか」

銀狼団のボスはダークカードを使って復活したようだ、彼の体は他の使用者と同じく大きくなり筋肉が盛り上がって来ていた

「・・・ダークカード」

明日奈はそう呟くと剣を抜きミランダと並ぶ

「初めましてミランダさん、私は明日奈久城、あなたと同じチーム29のメンバーよ」

「初めまして私はミランダだ、奴は確実に倒した筈だ、何故立てる?君は知っているのか?」

ミランダは隣に来た後輩に急に様子が変わった銀狼団のボスの事について聞く

「あれはダークカード、使った人はあぁやって物凄い力を出せるようになるの、先輩気を付けてね」

「分かった、来るぞ!後輩!」

男は体の変化が終わったようで、明日奈とミランダに向けて飛びかかって来た

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