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金色の九尾  作者: ブレイブ
四章五部ジジルの国の妖狐
165/335

二話

第16世界ジジルの国

明日奈達はジジルの国の歓楽街に来ていた、辺りを見渡せば明らかに怪しい人物が歩いており、そんな人物達から情報を集めるのだ、チーム29の面々はまた手分けをして情報を集めていた

「ねぇお兄さん」

「ん?何だい?」

明日奈はとある男に話しかけた

「ちょっと聞きたいことがあるの」

「君みたいな可愛い子なら大歓迎さ、何でも聞いてくれよ」

男は下心丸出しである

「ありがとう、銀狼団って知ってる?」

「知ってるぜ、うちの世界の代表的な犯罪組織だろ?それがどうかしたのか?」

明日奈は正直に話す

「私ね、そのアジトを探してるの、お兄さん知らない?」

「うーん知らねぇなぁ、そんな事よりもさぁ、俺と遊ばない?」

男はそう言うと明日奈の肩を抱き、胸に触れる

「・・・」

「結構、胸有るじゃん、良いだろ?遊ぼうぜ?」

明日奈は無言だ

「ええ行きましょうか」

「マジで!」

男はかなり喜んだ様子だ

「良い眠りにね!」

明日奈はそう言うと男の顔を殴った

「フゴッ!」

男は吹っ飛ぶとゴミ山に突っ込んだ

「そこで寝てなさい!セクハラ野郎!」

明日奈はそう言うとまた情報を集めに歩き出す



そして暫く情報を聞きながら歓楽街を歩いていたが、数分前から数人の人物に付けられているのに気付いた明日奈は路地裏に入ってみる

「自分からこんな暗い所に入ってくれるとはなぁ、手間が省けたぜ」

路地裏に入ると数人の男達に囲まれた、男達のリーダーが明日奈に話しかけて来る

「あんた達は何?」

明日奈は男達の正体を聞く

「俺達か?俺達はテメェがあちこち聞きまくってた銀狼団の者だ!何の用なんだ?俺達の事を聞き回ってたみたいだけどよぉ!」

明日奈は思った、適当に聞き回ってた居たら相手から来るかもと思ってこの歓楽街で聞き回ってたのだがまさかうまく行くとはと

「そうね、これを見たら分かるでしょ?」

明日奈はワールドセイバーの手帳を男達に見せた

「そ、それは!」

リーダー格はそれで明日奈の正体が分かったようだ

「まさかそっちから来てくれるなんてね、さぁてあんた達のアジトの場所を教えて貰おうかしら?」

明日奈はニコニコしながらそう言う

「誰が話すかよ!やっちまえ!」

リーダー格がそう言うと、五人居る手下達が飛びかかって来た

「路地裏の喧嘩で私に勝てると思わないで!」

明日奈はそう言うとまず一人目の男を殴り、腹を殴り落ちた頭を蹴り一人目を倒すと近くの室外機に飛び乗りそのまま体を反転させると飛び、二人目と三人目の男の顔を持つと壁に打ち付けた

「はい、後二人」

明日奈は残りの手下二人に向かってスタスタと歩いて行く

「お、オラァ!」

四人目の男は明らかに腰が引けて居るが殴りかかって来た、明日奈はそれをくぐってかわすとその顔を正面から殴った、明日奈は四人目が気絶したのを確認すると五人目を見る

「後はあんただけね」

そう言うと五人目の男に近付く

「このアマァ!」

五人目の男はそう叫ぶと剣を抜き斬り付けて来たので、明日奈も剣を抜きその剣を弾くと、顔を蹴り飛ばした

「さてあんたの手下さん達は全員倒れたけどあんたもやるの?」

「当たり前だ!ここまでやられて生かして返すと思ってんのか!」

そう言うとリーダー格は背中の槍を構えると、槍を突き刺して来た

「速い、けど!」

明日奈はそれをかわすと男に接近し首に剣を突き付けた

「降参するか、しないか言って」

「・・・降参する」

男は死にたく無い為、すぐに降参した

「それじゃ話しなさい、あんた達のアジトの場所をね」

「分かったアジトの場所は・・・」

降参した男はアジトの場所を話し始めた



十分後

明日奈は男からアジトの場所を聞き、男達に手錠をかけ地球支部に送ると、ギルダーツとウィリアムに連絡し二人が来るのを待っていた

「お腹空いた」

明日奈は先程と同じ路地裏の室外機の上に座りながらそう呟く

「何かあったかしら?」

明日奈はそう言うと、バックバックを弄る、そしてアメを取り出すと食べる

「ん、美味しい」

そしてさらに五分後二人がやって来た

「よぉ、遅くなってすまんな明日奈」

路地裏に来たギルダーツは遅くなった事を謝る

「別に良いよ」

「そうか、で?奴等のアジトの場所は何処だ?」

ギルダーツはすぐに本題に入る

「うん、アジトの場所は・・・」

明日奈はギルダーツにアジトの場所を話し始めた



チーム29

ギルダーツはワトソンに明日奈から聞いた情報を話した

「うむ分かった、上に申告してうちのチームと他の数チームを出して貰えるように頼もう」

ワトソンはそう言うと部屋を出て行った、次の任務は銀狼団のアジトへの侵入任務だ

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