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金色の九尾  作者: ブレイブ
四章四部ワールドセイバーのお仕事1
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十七話

ボスの部屋の前の広場

明日奈はデスに手錠をかけ地球支部に送った

「さてと、ブラスターモードってなに?」

『ブラスターモードとは砲撃モードの事です、ライトニングブラスターなどの砲撃技に適しています』

明日奈はホワイトローズを抜く

「見せてよ」

『分かりました』

ホワイトローズはそう言うと輝くとブラスターモードにモードチェンジした

「・・・」

『マスター?』

明日奈はブラスターモードになったホワイトローズを見て硬まっている

「かっこいい!」

『ありがとうごさいます』

そう誇らしげに言ったブラスターモードのホワイトローズは白いボディをしておりスコープやセンサー部は黒色、長さは3m50cm位、銃口は四角、トリガーは銃の左側中程に付いており右手で持つ部分はただの持ち手だ、構え方は右手を引き右腋に挟み、左手を伸ばして持つ

「重いわね」

『威力を下げてもよろしいのなら、ダウンサイズ出来ますが、どう致しますか?』

明日奈は考える、身体強化を使えば問題無いなと考えた

「このままで良いや」

『分かりました』

明日奈はホワイトローズをソードモードに戻し先に進んだ仲間達の援護に向かう為に扉の向こうの廊下の奥に進んだ



明日奈がまだデスと戦っている頃、ウィリアムとギルダーツは廊下の先のボスの部屋の扉の前に来ていた

「さーて、ここにブラックキャットのボスがいる、準備は良いか?」

ギルダーツはウィリアムに準備は良いかと尋ねる

「問題無いっす」

ウィリアムは問題無いと答えた

「よし、行くぞ!」

二人はドアを開けて中に入った、部屋の一番奥、組織のボスが座っている

「お前がブラックキャットのボスだな」

「あぁそうだ」

そう言った、男は金髪のオールバックをしており、身長は190センチはある、座っている為武器は何を使うのかまだ分からない

「俺の名前はデューク、ブラックキャットのボスだ、よく来たなワールドセイバーの諸君」

デュークは少し小馬鹿にした様子でこちらを見ている

「俺達は貴様を拘束する為にここに来た、出来れば大人しく捕まって欲しいんだがな」

デュークはそれを聞いて笑う

「ククク、面白い事を言うな、俺を捕まえるだと?出来るものならやってみろ」

デュークはそう言うと立ち上がり、壁に飾ってある大斧まで行くとそれを手にした

「貴様らなどこの斧の錆にしてやろう、さぁ戦いを始めようか」

デュークはそう言うと二人に向けて駆け出した



デュークはまずウィリアムを狙い斧を振る、ウィリアムはそれを避けるとデュークの左肩を右手の剣で斬り付けた

「マジかよ・・・」

ウィリアムは確かに斬り付けた筈なのだが、デュークの左肩には傷が無い

「無駄だ、俺は戦闘中は全身にメガシールドを張り巡らせている、生半可な攻撃は効かん!」

デュークはそう言うと、今度はギルダーツに向けて突進する、ギルダーツは相手のリーチに入る前までは銃を数発撃っていたが通じていないのを見るとすぐに飛び退いた

「これならどうだ!ファイヤーダブルファング!」

ウィリアムは双剣に炎を纏わせると斬り付ける

「ふん!」

だがデュークはそれを斧で受け止めた

「確かにその攻撃は当たれば痛いだろう、当たればだがな」

デュークはそう言うと斧を振りウィリアムを下がらせた

「ウィリアム!すぐ避けろよ!」

ギルダーツの言葉を聞いたウィリアムは上を見上げる、そこには斧を振り上げ何かの技を発動させているデュークがいた

「プロミネンスブレイカー!」

デュークはそう叫ぶと熱く燃え上がる斧をウィリアムに向けて振り下ろした

「こんの!」

ウィリアムは全力で後ろに飛び下がる、ウィリアムがいた場所はデュークの斧により円形に陥没している

「ほぅ、かわしたか」

デュークはそう言うと余裕の笑みを見せる

「あんなもん好き好んで当たるわけ無いだろ!ギルさん援護射撃頼む!」

「任せろ!」

今度は二人協力し攻める、まずギルダーツが数発魔法弾を撃つ、ウィリアムはその後に続いて駆け出す、デュークは先の魔法弾を斧で防ぐと接近して来ていたウィリアムに向けて横振りに斧を振る

「ふん!」

ウィリアムはその横振りの斧をかわし懐に飛び込むと

「サンダーダブルファング!」

デュークの腹に向け渾身の一撃を放った

「ムゥ!」

デュークの腹に軽い傷跡が付いた

「そんなもんかよ・・・ならこれならどうだ、双剣十二連撃」

「俺も行くぜ!メガファイヤニードルショット!」

ウィリアムはデュークに十二連撃の攻撃を放ち、ウィリアムは高位の射撃技を叩き込む

「ヌウゥ!」

デュークはその連撃を全て喰らい大きく後退すると片膝を付いた

「どうだ!」

ウィリアムはデュークに剣を向けながらそう叫ぶ

「ククク、確かに強いな貴様らは、だが負けん、これがある限りな」

デュークが取り出したのはダークカードであった

「それは!」

「ふん知っておるのか?双剣の小僧、貴様らは強いようだからな、使わせて貰おう!」

デュークはそう言うとダークカードを胸にかざすと体に埋めた、するとデュークの体が変化し始めた

「ヌォォォォォォォォォ!」

デュークは腕の筋肉は盛り上がり、身長は更に大きくなり、体は浅黒くなった

「ギルさんヤバイっすね」

「あぁ・・・だがやるぞ!」

二人が言葉をかわし合っているうちにデュークの体の変化は終わりデュークはその赤い瞳で体の変化を見ている

「フウゥ、良い気分だ、力が溢れ出てくる」

デュークはそう言うとこちらを見る

「さて、第二ラウンドと行こうか?」

そう言うと、斧を振り上げる

「プロミネンスブレイカー!」

デュークは再びこの技を地面に向けて放った

「なっ!?」

プロミネンスブレイカーは地面に当たると拡散したのである、二人は何とか上に飛び上がりかわしたが、吹き飛ばされた

「クハハハハハ!先程までの勢いはどうした?俺の体をもう一度傷付けてみろ!」

デュークは風圧だけで怯んだ二人を見て笑う

「ふん、かかって来ないのなら死ね」

デュークは再び技を発動させると斧を振り上げた

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