表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
金色の九尾  作者: ブレイブ
四章四部ワールドセイバーのお仕事1
158/335

十六話

第26世界インラーシダ、第二地区

ワールドセイバー地球支部は施設を調べた結果分かった、ブラックキャットの本部を取り囲んでいた

「それにしてもようやく見つかったわね」

「だな」

恐らく組織の構成員の一人が捕まらなかったら今も探していただろう

「さて、お前ら行くぞ」

「うん」

「ういっす!」

明日奈達はブラックキャット本部に突入した



ブラックキャット本部は前の施設と同じく地下にある、今回の任務は構成員達を拘束しながら一番奥まで向かい組織のボスを拘束する事だ

「何か前の施設と違って豪華ね」

「あぁ、高そうな絨毯がひいてあるな」

床は赤い絨毯が引いてある

「本部だから金をかけてるんだろうさ」

三人はそう言いながら進む、暫く進んだ所で、ギルダーツが止まれと無言で命令する

「敵?」

明日奈が小声でギルダーツに質問する

「あぁ、待ってろ黙らせて来る」

ギルダーツはそう言うと、飛び出し二人いる構成員の一人目を首を叩き気絶させると、二人目は床に押し付け、麻酔を嗅がせると眠らせると二人に手錠をかけ地球支部に送った

「さすがね」

「ふん、褒めても何も出ねぇぞ」

ギルダーツはそう言うとまた進み出す、道なりに進み暫く歩くと階段を見付けた

「よしここから降りるぞ、姿勢は低くしろよ」

「分かってるッス」

三人は身を屈めながら階段を降り、折り返しの所では先を見てからギルダーツがサインを出し降りて行く、一階から五階まで降りた所で敵が居た

「多いっすね」

「だな」

五階には八人の構成員が階段を見張っており、進めそうには無い

「どうするの?」

「仕方ない三人で飛び出して一瞬で全員黙らせるぞ」

そう言うとギルダーツはまず先頭の二人を麻酔弾で眠らせた、明日奈とウィリアムが突っ込み明日奈はまず三人目の男の頭を蹴って気絶させると四人目の男の顔を壁に当てて気絶させる、ウィリアムは五人目の男の足を払い転けさせると、踏み、六人目の男を腹を殴って気絶させた、残りの二人はギルダーツの麻酔弾で眠った

「よし、早いこと送るぞ」

三人は迅速に男達に手錠をかけると、階段を降りて先に進む



組織のボスの部屋前

「ここ?」

「だろうな、見ろよこの偉そーな扉をよ」

ボスの部屋のドアはかなり豪華な装飾がなされており派手だ、三人が部屋に入ろうとすると後ろから足音がした

「久し振りだな小娘」

歩いて来たのはデス、明日奈が一度負けた男だ

「あんたは、久し振りね」

明日奈は剣を抜き応戦準備をする

「二人は部屋に入ってボスの確保をお願いこいつは私がやる」

「・・・任せたぞ、行くぞウィリアム」

ギルダーツは少し考えたが明日奈に任せることにしドアを開けて中に入って行った

「明日奈勝てよ!」

ウィリアムもそう言うとまだ長い廊下が続いている、通路に入って行った



「まだ長い廊下が続いてるのね」

「あぁ、あの廊下の先にうちのボスの部屋がある」

デスはそう言うとハンドガンを取り出した、彼の銃は地球の物の形をベースにした物ではなくオリジナルの物だ

「それかっこいいじゃない」

「貴様のその銃も良い物だ、最近出た新モデルか」

二人はお互いの銃を褒め合う

「まぁね、結構高かったのよ?ホワイトローズ、スタンバイ」

『Yes』

明日奈は後半を小声で言う

「そうか!」

デスはそう言うと銃を撃って来た、明日奈はそれを避けようとしなかった

『ホーリーシールド、出力30%』

ホワイトローズが防御魔法を発動し魔法弾を弾いた、明日奈はそのままデスに接近すると左下から剣を振り上げる

「当たらんよ!」

デスはそれを避け、明日奈に向けて三発撃つ、明日奈はそれを飛んでかわすとこちらは二発撃った、がかわされた

「たった数日でまた成長したか、その伸びは恐ろしい物だ」

「あーら褒めても何もあげないわよ!」

『身体強化、瞬発力に20%回します』

明日奈は上がった瞬発力で先程よりも速くデスの懐に飛び込むと剣をを振ると見せかけ、銃を撃った

「むう!シールド!」

デスは慌ててシールドを張った

「ふふふ、シールドを張ったわね、前戦った時は張ってくれなかったのにね!」

明日奈は嬉しそうにそう言うと牽制として三発銃を撃つと、回転しながら勢いを付けた剣をデスに振りかざす

「チィ!」

デスは舌打ちをすると腰のダガーを右手で抜いてホワイトローズを防いだ

「まさか俺にダガーを抜かせるとはな」

「ふふふ、前とは違うわよ!」

今度はデスから接近して来る銃をタイミングをずらし四発撃つと、逆手に持ったダガーで斬り付ける、明日奈は最初の二発はかわし、次の二発はシールドで防ぐとデスのダガーと剣を合わせ鍔迫り合いに入る

「私には尻尾も有るの!」

明日奈はそう言うと尻尾をデスの顔に当てると、怯んだデスの腹を斬り付ける

「ヌゥゥ」

「ホーリーブレイド!」

明日奈は更にホーリーブレイドを叩き込む

『ライトニングレーザースタンバイ』

「GO」

そしてライトニングレーザーを放った

「ハイシールド!」

デスはこれを何とか硬いシールドを発動させ防いだが煙が晴れた先に

『チャージ完了です』

銃をホルスターにしまい右手を引き左手を剣に添えた明日奈が居た

「クソッ!メガシールド!」

デスは更に上級のシールドを張る

「ライトニングブラスター!」

剣先からライトニングレーザーよりも更に太いレーザーが発射され、デスを巻き込んだ

「クッ、グオオオオオオ!」

デスのシールドは暫くは耐えたが割れ、ライトニングブラスターの直撃を受けたデスは吹っ飛ぶと壁に当たり気絶した

「勝った・・・」

明日奈は一度負けた男に勝利したのである



『マスター、ブラスターモードが解放されました』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ