表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
金色の九尾  作者: ブレイブ
四章四部ワールドセイバーのお仕事1
156/335

十四話

ワールドセイバー地球支部

明日奈は謹慎が解け久しぶりに出勤していた

「おはようございます」

「うむお早う」

椅子に座っている、ワトソンが明日奈に挨拶する

「よう!明日奈、謹慎を命じられていた癖に、泥棒捕まえたんだってな」

ギルダーツはニヤニヤしながらこう言う

「そりゃ目の前で堂々と犯罪をされたら捕まえるわよ」

寧ろ捕まえない方がワールドセイバーのエージェントとしてどうにかしている

「まぁ、エージェントとしてはそれは正しいが、休める時には休め、分かったな?」

「分かったわ」

明日奈は頷く

「よろしい、早速だが、別のチームがブラックキャットの構成員の一人を捕まえ一つの施設の場所を吐かせた、うちと別の数チームで突入し中にいる構成員を全員拘束する、今すぐ向かえ」

「おう!」

ウィリアムが返事をし、三人は第26世界インラーシダの第六地区に向かった



第六地区

この第六地区は歓楽街だ、この地下にブラックキャットの施設がある

「入り口はここね?」

明日奈がウィリアムに尋ねる

「あぁ別に後数個有るみたいだけどな」

明日奈達がこれから侵入するのはAと書かれたドアからだ、入り口はAからEまであり、これに合わせた五チームがこの施設に侵入する

「それじゃ行くぞお前ら、敵に会ったら各個撃破、気絶させろ」

ギルダーツはこう命令すると自分を先頭にし侵入した



施設内

中は暗く、壁は鉄製である

「暗いね」

「敵が何処から来るのか分からねぇな」

明日奈とウィリアムは出来るだけ小声で話す

「おいお前ら油断すんなよ、敵だぜ」

ギルダーツが指を指す先、五人の構成員達が走って来た

「侵入者だ!殺せ!」

明日奈達は武器を抜く

「俺がサポート、お前らが前衛だ、行け!」

「おう!」

「ええ!」

敵の構成員は全員剣を装備している、明日奈はまず一人目の男の足を払うと転けさせ、頭を蹴り気絶させる、ウィリアムは二人目の男の剣を双剣で受け止めると、頭突きを喰らわせ意識を奪う

「痛く無いの?」

「別に?」

ギルダーツが麻酔弾を三人目と四人目に撃つと、五人目の男は明日奈とウィリアムの同時蹴りで壁にぶち当たり気絶した

「良し!こいつらを縄で拘束、して進むぞ」

三人は五人を一まとめにすると拘束し更に奥に進んだ



それからは順調に戦闘拘束を繰り返し三人は恐らく一番最初に最奥地に着いた

「他の奴らは居ないな、どうやら俺達が最初のようだ」

ギルダーツはそう言うと最後の部屋を見る

「ギルさん・・・何スカね?この部屋嫌な予感しかしません?」

「だな」

部屋からは何か雄々しい雰囲気が漏れ出しており、出来れば入りたく無い

「何か本当に尻尾がザワザワするわ、二人ともやめとく?」

明日奈の尻尾も敏感に嫌な雰囲気を感じているようだ

「いや、入るぞ」

「マジすか・・・」

ウィリアムは明らかに嫌そうな顔をするが、ギルダーツはドアの横に有るコンソールに触れる

「開けるぞ?」

「ええ」

「うぃーす・・・」

ギルダーツは開閉ボタン押す、ドアが開き中の様子が見えた

「女?」

中にいたのは女であった

「ふふふ、いらっしゃい、お三人ともほら入って」

三人は警戒して入らない

「あら?入って来ないの?それなら」

「えっ?」

女が目の前から消えた

「こうするまでよ!」

女は三人の後ろに現れウィリアムを部屋の中に蹴り入れた

「ウィリアム!」

ウィリアムは機材に体を打ち付け暫く立てなさそうだ

「ギル、こいつ速いよ!気を付けて!」

「おうさ!分かってる!」

女と明日奈とギルダーツの戦いが始まる


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ