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金色の九尾  作者: ブレイブ
四章四部ワールドセイバーのお仕事1
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十二話

明日奈の自宅

明日奈は怪我をした為謹慎を命じられている、暇なので自作のホットドックを作っていた

「パンが無いわ・・・」

明日奈は冷蔵庫を確認した結果、ホットドック用のウインナーとケチャップ、マヨネーズ、マスタードが有るのは確認したが肝心のパンが無いのだ

「仕方ない、買いに行きますか」

明日奈はそう言うと財布とスマートフォンと財布を持って出かけた



材料を買い、戻って来た明日奈は早速ホットドックを作り始める

「ふふ、ふーん」

鼻歌を歌いご機嫌な様子である

「まずはキャベツを切りましょう」

キャベツを細切りにし、温めておいたフライパンで炒め始める、しんなりした所でカレー粉を加え、ウスターソースを加える

「パンを焼きましょうか」

トースターに買って来たホットドック用のパンを焼き、その間にウインナーを焼く

「後はパンとウインナーが焼けるのを待つだけね」

明日奈はそう言うとパンとウインナーの様子を見ながら楽しそうに尻尾を揺らす

「あら?美味しそうな匂いがするわね、何か作ってるの?明日奈」

そこに愛奈と飛鳥がやって来た、最近二人は良くご飯を食べに来るのだ

「これはあげ無いわよ?」

「えぇー、明日奈さん、それは無いっすよ!すげー美味そうですもん」

飛鳥は抗議する、明日奈が作る物の美味しさを知っているからだ

「そこの鍋に昨日作ったカレーの残りがあるから食べて、ナンは棚の何処かに入ってるから」

「分かりました、明日奈さんのカレーは美味しいですから」

飛鳥はホットドックを諦めてカレーを食べることにしたようだ、器を出し愛奈の分も用意し始めた

「さてとウインナーとパンも良い感じね」

明日奈はそう言うとパンを取り出し、切り込みにバターを塗るとキャベツを詰め、焼けたばかりのウインナーをのせ、ケチャップとマスタードをかける、これで明日奈特製のホットドックの完成だ

「出来上がりー」

明日奈はそう言うとコーヒーを作り、ソファに座った、既に飛鳥と愛奈は床に敷いてあるクッションに座り机にカレーを置き、カレーを食べている

「やっぱり美味しそうですね、ちょっとで良いですから下さいよー」

「ヤダ」

明日奈はそう言うと自作のホットドックを食べる

「うん美味しい、それであんた達は今日は何の用なの?まさかご飯食べに来ただけとかじゃ無いわよね?」

「えっ?そうだけど?」

愛奈は当たり前じゃないと言う顔をしている、明日奈はそろそろ材料費取ってやろうかしらと思った

「はぁ、そろそろ材料費取るわよ?」

「あら?こんな美味しいカレーを食べれるなら幾らでも払うわよ?幾ら?」

愛奈はそう言うと財布を出す

「良いわよ別に」

明日奈はちょっと言ってみただけなのでそんなつもりは全く無いのだ

「本当?」

「ええ」

明日奈は頷く、それを見た愛奈はしてやったりと内心思ったが顔には出さなかった

「ご馳走様っす、食器は洗いますね!」

飛鳥はそう言うと流しに向かう

「やめて!あんたが洗ったら絶対に食器割るんだから!」

ガシャン、明日奈がそう叫んだが遅かったようだ

「・・・」

「いや、すみません、無言はやめて下さい、本当にすみません、かなり怖いっす」

飛鳥はそう言うと割れた食器を片付け始めた

「あんたは学習しないんだから・・・この前の狩だって、何回も言ったことを忘れて突っ込みまくるし・・・」

「あれは早く倒したかったんだよ!良いじゃん結局上手く行ったんだからさ!」

飛鳥は割れた食器そっちのけで愛奈と喧嘩を始めたので、明日奈は割れた食器を片付け始める

「大体、愛奈は慎重すぎるんだよ!」

「あんたが大雑把なだけじゃない!」

明日奈は割れた食器を新聞で包み袋に入れると掃除機をかける、そして欠片が無くなった床を雑巾で拭く

「・・・」

片付け終わった明日奈は愛奈と飛鳥を見る、二人はまだ喧嘩をしており長くなりそうだなと思った明日奈は風呂の掃除に向かった、二人の喧嘩は暫く続いたそうだ



明日奈はついでに風呂に入るとリビングに戻って来た

「喧嘩は終わった?」

「えぇ・・・」

「アタシが割った食器を片付けてくれたみたいで、ありがとうごさいます」

二人は申し訳なさそうに明日奈を見る、それを見た明日奈は

「別に怒ってないからお風呂にでも入って来たら?どうせ泊まっていくんでしょ?」

と言った、二人は大人しく風呂に向かい、出て来ると明日奈と冒険者としての冒険の話をした後、最近明日奈が来客用に買って来た布団で眠った

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