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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章異世界の妖狐
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六話

明日奈は鈴を町に連れ出していた

明日奈は鈴と一緒に町を歩いていた

「それで、あんたはどんな事が出来るの?私は剣と魔法が少し出来るわ」

「はい、私は魔法と弓矢が得意です、中級までの魔法なら安全に使えますよ」

明日奈は鈴の能力を聞きながら、例の焼き鳥屋さんに向かっていた、そうお金も持っているし、念願の焼き鳥を手に入れて食べるのだ

「そう、それなら私が前衛であんたが後衛で良さそうね、鈴もそれで良いかしら?」

「はい、私もそれで問題ありません、あっ、あれですか?明日奈さんが言ってた焼き鳥屋さんって」

「えぇそうよ、美味しそうな匂いしてるでしょ!」

そう言う明日奈の尻尾は少し揺れている

その尻尾を見た鈴は

「あはは・・・明日奈さん楽しみにしてたんですね」

そう呟く鈴を残し明日奈は既に焼き鳥屋さんの前の列に並んでいた


店主に焼き鳥を注文する

「おじさん!塩焼きとタレ焼きを五本ずつ頂戴!」

「はいはい元気な子だねぇ、十本で1000Gだよ」

明日奈は1000Gを渡す

「はい、確かに1000G、ちょっと待ってな」


うずうずした様子で明日奈は焼き鳥が焼きあがるのを待っている

「明日奈さん、本当に楽しみにしてたんですね」

「当たり前じゃない、始めて見た時からずっと食べたかったんだから!私が六本、鈴が四本ね、後食べ終わったら冒険者ギルドに行きましょう」

「私の分は四本なんですね・・・冒険者ギルドですか、やっぱり私も登録した方が良いんでしょうか?」

鈴が質問する

「うん、この世界を旅するなら登録した方が良いってアリシアさんが言ってたわ、それに色々安くなるみたいよ」

冒険者ギルドに登録すると様々な特典がある、まずは冒険者関係の店がカードを見せると安く売ってくれるようになる、宿が安くなる、ギルドカードが身分証明書になる、国を渡る時パスポート代わりになる等だ

「ほら、お嬢ちゃん達出来たぞ」

「ありがとう!おじさん、うーんやっぱり思った通り美味しいわ!」

明日奈達は焼き鳥を食べながら冒険者ギルドに向かう

「はい鈴の分、さて、これを食べながら冒険者ギルドに行きましょうか」

「ありがとうございます明日奈さん、確かに美味しいですねこれ!」


冒険者ギルド、アラの町支店

冒険者ギルドの中は様々な格好をした者達が居る、鎧を着込み大剣を背中に装備した者、ローブを羽織り杖を装備した者等だ

明日奈はそんな者達を見ながら、受付のお姉さんに話しかけていた

「ねぇ、お姉さんここで冒険者ギルドに登録する事って出来るのかな?」

「はい出来ますよ、冒険者登録ですか?」

「それじゃ私とこの子をお願い」

「分かりました、お二人様ですね、それではこの球に触れてくれますか?」

受付のお姉さんが取り出したのは20センチ位の球であった

「えっと、この球はどういった役目を持つ物なんでしょうか?」

「この球はあなた方の歳、名前、種族、犯罪歴を調べる為の物です、問題が無ければ青く光り、赤く光れば問題あり冒険者ギルドには登録出来ません、問題無しならギルドカードが発行されます」

「要するに、種族を何らかの方法で変えてる者と、犯罪者は登録出来ないって事ね?」

「はいそう言う事です」

明日奈と鈴は球に触れる、勿論問題無しだった

「お二人共問題無しです、ようこそ冒険者ギルドへ!」

受付のお姉さんは続ける

「今お二人のギルドカードを作っております、それと冒険者ギルドの事を詳しく説明する事も出来ますし、簡単に説明する事も出来ますがどういたしますか?」

「それじゃ簡単にお願い」

お姉さんの説明が始まる

「はい分かりました、冒険者ギルドは様々な依頼を紹介する為の場所です、依頼は多種多様で討伐系、採取系、護衛任務など様々です、原則として一ヶ月に依頼を必ず五つは受けて貰います、ランクはGから始まりSまでです、SランクになるとS〜SSSランクの依頼を受けれるようになりますがSランク成り立てでSSSランクの依頼を受けるのはオススメしません、ギルドカードは無くすと100000Gが必要になりますのでご注意ください、お分かりになりましたか?」

「うん、分かったわ、鈴はどう?」

「はい私も大丈夫です」

「それではしばらくお待ちください」


明日奈と鈴は依頼書が貼ってある掲示板を眺めていた

「簡単に説明してって言ったのに、結構ややこしかったわね」

「そうですね、でも明日奈さん、私がほぼ覚えているので大丈夫ですよ、しかも注意する所はギルドカードを失くさない事と依頼を必ず五つ受けなければならない事位ですし」

「そうね、それくらいかしら注意する所は」

二人は話終わるとまた掲示板を眺め始めた

掲示板はどうやらGランクが一番下でこの掲示板はAランクまでしか載っていない、Sランクの依頼は見当たらないので別の場所にあるのだろう


十五分位経った頃だろうか?明日奈達は呼ばれた、どうやらギルドカードが出来たようだ

「明日奈様、鈴様こちらにお越し下さい」

明日奈と鈴は呼ばれたので行ってみると、カウンターに二人のギルドカードがあった

「これがお二人のギルドカードです、お受け取り下さい」

明日奈がギルドカードを受け取るとギルドカードにはこう書いてあった


名前明日奈久城 歳15歳 種族妖狐(一尾) ランクG


サイズはクレジットカードと同じ位だろう、明日奈が鈴の物を見るとこう書いてあった、それに球には一尾だと言うことが分かるようだ


名前鈴孤月 歳15歳 種族妖狐(一尾) ランクG


「間違っている所があったら言って下さいね?、ランクアップの時に修正致します」

お姉さんは確認する

「私のカードは大丈夫」

「私のカードも大丈夫です」

明日奈と鈴は大丈夫だと伝える

「分かりました、それでは改めて」


「ようこそ冒険者ギルドへ!」

明日奈と鈴はこうして冒険者になったのだ

GランクからFランクの間にはG-、G+と有ります

他のランクでも同様でSランクから上は有りません

それとギルドカードの情報は実際には英語て書いてあります

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