九話
孤児院
明日奈は愛奈から高校生活の事について聞き終わると久し振りに一緒に風呂に入る事にした
「相変わらず殺意が湧くわね、あなたのその胸」
「仕方ないわよ成長したんだから、それにそこまで大きく無いと思うわ」
それを聞いた愛奈から黒いオーラが出る
「何ですって?Aしか無い私からすればDもあるあなたのの胸は大き過ぎる位よ!」
「あはは、そうね」
明日奈はもうこう言うしかない
「何よそれ、あぁ私にその胸を触れと言っているのね」
「いや、言ってないから」
「問答無用!」
愛奈は明日奈に飛び付くと胸を揉み始めた
「ちょっと待って!そこは駄目!」
「良いわこの感触この柔らかさ、私には無い物、羨ましい」
愛奈は暫く明日奈の胸を揉み続けた
風呂場
胸を揉まれ続け疲れ果てた明日奈が体を洗っている
「死ぬかと思ったわ」
「そんな羨ましい物を私に見せるから悪いのよ」
愛奈は特に反省していない、するつもりも無い、愛奈にとってBカップ以上の胸は全て敵なのだ
「私思うんだけど、私の胸が膨らみ始めた頃からあんたって私の胸を触って来てたわよね?」
「そう言えばそうだったわね」
愛奈は過去の記憶を思い出すとその通りだったので頷く
「と言うことは、あんたが揉みまくるから私の胸って大きくなったんじゃない?」
「それはあるかもね・・・」
明日奈は続ける
「それなら悪いの私じゃ無くて、あんたじゃない?」
「・・・関係ないわ、大きい胸は敵よ」
明日奈は理解した、これは何言っても無駄だと
「もう良いわ・・・」
明日奈は溜息を吐くと体を洗い浴槽に入り風呂から上がった、体を拭くと服を着て髪を乾かそうとする
「私がやってあげるわ」
「お願い」
明日奈は素直に愛奈に任せた
「やっぱり綺麗な金髪よね」
「うん、私もこの髪は本当に好き」
明日奈も髪もそうだが尻尾の金色の髪は本当に自慢だ
「愛奈の黒髪も綺麗だよね、前も言ったけどさ」
「あら、ありがとう」
明日奈の髪が乾くと愛奈の髪を明日奈が乾かす
「ねぇ愛奈、冒険者の仕事はどう?」
「中々楽しいわよ、異世界の見たこともない風景を見れるのよ?楽しいに決まってるわ」
鏡に映る愛奈の顔は本当に喜びに満ちている
「そっか」
「あなたこそワールドセイバーの仕事はどうなの?」
今度は愛奈が尋ねる
「私も楽しいよ」
「そう」
髪が乾いたので明日奈は肩を叩いて知らせる
「ありがと」
「どういたしまして」
二人は一緒に階段を上がると部屋に入り暫く話した後眠った




