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金色の九尾  作者: ブレイブ
四章一部ワールドセイバーの新米エージェント
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六話

ニューヨーク住宅街

明日奈達は現場に着くとその場で指揮をとっている警官に近付く

「君がここの指揮をしているのかな?」

「あぁ、君達はなんだね?」

ワトソンはワールドセイバーの手帳を見せた

「これは・・・うむ、協力感謝する」

「どういう状況だ?」

ワトソンが状況を聞く

「強盗事件を起こした奴がな、あそこに立て籠もっているんだ」

「へぇ、何で踏み込まないの?」

明日奈が尋ねる

「奴等は人数が多いんだ、しかも奴等は良い武器を持っている」

「ふーん」

明日奈は興味なさそうな声を出すと家に向かって歩き始めた

「おい!危険だ!」

「任せておけ、あれが一人いれば大丈夫だ」

明日奈は拳銃を抜く、流石に地球で魔法銃を撃つ訳にはいかない

「むう、形は同じだけと威力が低いんだよなぁ」

明日奈は銃にブツブツと文句を言いながら家に近付く

「テメェ!これ以上近付くな!」

「はぁ?あんた達が不法侵入してんでしょ」

男達は少し混乱する、女なのに自分達の脅しに怯まない

「死ね!」

「馬鹿!こんな所で撃つな!」

明日奈は窓から銃を出し撃とうとしている男の腕を蹴り上げた

「危ないでしょ!」

「あ、ありえねぇ」

撃つまえに腕を蹴り上げられた男は涙目だ

「待ってなさい、たっぷりとお仕置きしてあげる」

「ヒッ、ヒィ」

明日奈は玄関の前に立つと蹴り破り中に入って行った

「明日奈は相変わらずだな・・・」

「まぁ外に向けて銃を撃とうとしたからな、周りの人に被害が出たかもしれないから、それに怒ってるんだろう」



明日奈はズンズンと進んで行く、そして後ろから男が明日奈を捕まえようと、飛び出して来た

「オラ!」

明日奈スッとかわすと、男がこちらを向いたのに合わせて顎を蹴り上げた

「ウゲッ!」

「まずは一人」

まず一つ目の部屋の前に立つと壁に張り付き銃を構える、そしてそっとドアを開ける、そしてそっと中を見る

「居ないか」

次の部屋また次の部屋を確認するが誰も居なかったので二階に上がる、明日奈の耳が一つの部屋から物音を聞き付けたのでまっすぐその部屋に向う

「ここね」

明日奈は今度はドアを蹴り破ると中に一気に入り込んだ

「観念しなさい」

「誰がするかよ!」

男が銃を撃とうとする、撃つ前に接近すると首を叩いて気絶させる

「はい二人目」

「な、なんだよお前」

明日奈は振り向く

「私?私は明日奈よ」

そう言うと残りの男も気絶させると、窓に近付き窓から顔を出すと

「終わったわよ」

と言った



明日奈は壁にもたれ掛かり、警官が犯人を連行して行く様子を眺めていた

「やあ」

「こんにちは」

この場で一番上の立場の警官が明日奈の元に来た

「君は随分と勇気があるんだな」

「そうかしら」

明日奈は首を傾げる

「その秘訣はなんだ?」

「そうね、強いて言えば私を救ってくれた、大切な仲間達のお陰かしら」

明日奈は仲間達の顔を思い出しながらそう言った

「そうか、だがあまり無茶はするなよ?怪我の元だからな?」

「分かってる、ありがとう」

明日奈はそう言うと車に戻って行った



車はワールドセイバー地球支部に進路を取っている

「良くやったぞ、明日奈褒めておこう」

「ありがと」

明日奈は一応答えておくと窓から街を眺める、ふと時計を見ると

「あっ、もう二時じゃない・・・」

朝にリサラと昼食を一緒に取ろうと約束していたのに間に合わなかったのである

「今日もリサラと約束してたのか?」

「ええ、遅れちゃったわ」

明日奈は残念そうである

「まぁ仕方ない、事件があったのだからな、今日は我々で昼食を取ろう」

車はワールドセイバー地球支部に着いた



ワールドセイバー地球支部

明日奈は上司と同僚と昼食に向う前に受け付けに来た

「あら、明日奈遅かったじゃない、もうお昼ご飯食べちゃたわよ」

「はぁ、やっぱり?ごめんね?朝約束したのに」

明日奈は素直に謝る

「別に良いわよ、あんたはエージェントだもの、忙しいんでしょ?」

「うん、また今度ね?」

明日奈はそう言うとレストランに向かった


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