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金色の九尾  作者: ブレイブ
四章一部ワールドセイバーの新米エージェント
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四話

ニューヨーク

明日奈はワールドセイバーの地球支部に向かっていた、この日から一週間勤務なのだ

「おじさんホットドッグ一つ」

「はいよ良く来るねぇ姉ちゃん」

明日奈はお金を渡すと一口食べる

「まぁね、おじさんのホットドッグ美味しいんだもん、いつもここに居て欲しいわ」

「あんたみたいな綺麗な子に言われると嬉しいねぇ」


明日奈はおじさんに手を振ると支部に向かった、タイムズスクエアを経由しとあるビルの前に立つ

「不思議よね中から見ると普通の人が働いてるようにしか見えないんだもん」

明日奈はガラスドアを開けて中に入ると受け付けにIDカードを渡す

「はい、エージェントNo.265明日奈久城さんね、いつも早いわねおはよう」

「お早う、リサラも大変ね私よりも早く出勤でしょ?」

受け付けの仕事は朝早くに出勤しないといけないのだ

「あら、慣れたら大したこと無いわよ、まぁありがとね」

「どういたしまして、またお昼にね?」

「ええ」

明日奈はエレベーターのボタンを押すと、チーンと音と共に開いた、明日奈は中に入ると四階のボタンを押す

「よお、明日奈」

「お早うウィリアム」

明日奈が所属しているチームのウィリアム、がエレベーターに乗って来た

「今日も可愛いねぇ、俺と付き合ってくれよ」

「嫌」

ウィリアムは狼族の獣人だ、明日奈とは耳の形が違う

「何だよ、俺が狼属だからか?同じ犬人系の獣人じゃねーか」

「私あんたは同僚としては好きだけど、男としては嫌いなの」

キッパリと断られたウィリアムは肩を落とした

「そうはっきりと言われるとショックだぜ・・・」

「ほら四階よ、また下に行くつもり?」

明日奈は既に降りており、ウィリアムも慌てて付いて行く

「んじゃさ、明日奈って好きな奴居るのかよ?」

「居るよ」

ウィリアムは明日奈に好きな男が居ることが分かり更に肩を落とした

「どんな奴?」

「ん?教えない」

明日奈はウィリアムの顔を見て笑うとそう答え、チーム29と書かれた部屋のドアを開けた

「うむお早う、ウィリアムに明日奈」

「お早う、ワトソン部長」

「お早うっす、ワトソン部長」

二人は部長に挨拶すると明日奈はソファ、ウィリアムは椅子に座る

「二人とも早いな、今日は任務は無いぞ」

「それじゃ今日はニューヨークのパトロールね」

「そうなるな、そんなもんニューヨーク市警にやらせたら良いのによ」

エージェントは仕事が無い時はパトロール任務、事件が起きた時に警察に協力するなど、その支部がある地域の警察組織への協力が義務付けられている

「まぁ良いじゃない、暇になることは無いんだからさ」

「そうだけどよぉ」

ウィリアムは面白い任務をやりたいのだ

「ウィリアム、そんな事を言っていると給料を減らすぞ」

「いやー地域警察に協力するのも良い物ですねぇ!」

ウィリアムは給料を減らされては色々不味いのですぐに変わり身をした

「ねぇ部長、他のチームメンバーは?」

「今日は任務が無いからな休みだ、新入りと半人前のお前達は勤務だがな」

ウィリアムは明日奈が入ってくるまでは一番新入りだった、今は明日奈が入った為半人前と呼ばれている

「いつになったら一人前って呼んでくれるんすか?」

「そうだな後一年経ったら一人前と読んでやる、明日奈お前も後二ヶ月したら半人前って呼ぶからな」

「はーい」

このチームでは入ったばかりのエージェントは新入り、新しい者が入って来るか半年経つかで半人前、二年目で一人前名前で呼んで貰えるようになる、呼び方でどれだけ長く居るのか分かるのだ

「ここに居ても何もならんしな、よしお前らパトロールに行くぞ」

「はーい」

「ういっす」

三人はパトロールに向う為に車庫に向かった

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