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金色の九尾  作者: ブレイブ
三章asuna三部砂漠の国の九尾
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四話

翌朝

明日奈とリナはラウルの家の前に立っていた

「ここに住んでるんだね」

「えぇ、さっさと呼び出しましょう」

リナがノックする

「はいはい、誰だよ・・・こんな朝っぱらから」

出て来たのは赤い髪をした男だった

「あなたがラウル?」

「そうだけど、誰だお前ら」

明日奈が答える

「響、これで分かるでしょ?」

「へぇその名前を知ってるって事は・・・入れよお仲間さん」

明日奈とリナはラウルにの背中を追い家の中に入った



ラウルの家

ラウルの家は綺麗に整理整頓されている、どうやらかなり几帳面な性格のようだ

「綺麗にしてるのね」

「まぁな、で?あんたらが来たって事は遂に計画の準備が整ったんだな?」

リナが頷く

「えぇだから追いあなたを迎えに来たの、魔法銃使いのラウルさん」

「おっ響に聞いたのか?スナイパーライフル型を使わせたら俺に勝てる奴はいねえ、頼りにしても良いぜ?お二人さんよ」

ラウルは自慢気だ

「ふーん、強いんだ」

「あぁ強いぜ」

明日奈は剣を抜くと、ラウルに一気に接近した

「おお速いな、でも俺は銃だけじゃねぇんだぜ?」

「確かにね」

明日奈の首にはダガーが突き出されている、ラウルの首も同様だ

「明日奈!あんたは血の気が濃いんだから!」

「だって人間なんだもん」

明日奈は人間が何よりも嫌いなのだ

「何だよ、人間が嫌いなのか?」

「嫌いに決まってる、お前と話すのも反吐か出る」

明日奈はラウルを睨み付ける

「はぁ、あんたの過去に何があったのか知らねぇけどさぁ、俺らは仲間だぜ?」

「そうだね仲間だね」

明日奈は人間と馴れ合うつもりは無いのだ

「だからさ仲良くしようぜ」

「・・・」

明日奈は何も言わない

「はぁ・・・この子の事は諦めて、過去が過去なの、普段は上手く隠すのだけどね、こうやって個室に入ると隠さなくなるのよ」

「チッ分かったよ」

ラウルはこう言っているが、明日奈と仲良くなるつもりだ

「それじゃ組織の本部に行こうぜ」

「そうね、明日奈行くわよ」

三人は転移した



響の部屋

三人はデスイータ本部に転移すると響の部屋に向かった

「響連れて来たよ」

「そんな顔をして帰って来るだろうと思ってたよ君は全く・・・それとよく来てくれたねラウル」

「おう久しぶりだな響」

二人は近付くと握手する

「黒騎士は既にゼダスを連れて来ている、これで戦力は揃った」

「計画実行ね?」

リナがウズウズした様子で尋ねる

「あぁ、我らデスイータが歴史の表舞台に立つ時が来たんだ」

「そうねやっとだわ、本当時間がかかったわね」

リナは過去を思い出しているようだ

「この組織をここまで育てるのに十年かかったからね、ようやくここまで来たんだ、さぁ始めよう世界を手に入れるんだ」

この世界全てを巻き込んだ戦いが始まろうとしている



次回から三章四部です

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