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金色の九尾  作者: ブレイブ
三章asuna三部砂漠の国の九尾
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二話

砂漠の国ナレナーシャの港

砂漠の国、国土の半分以上が砂漠で占められている、だがこの国には豊富な鉱物資源がある為、非常に高い経済力を持っている国だ

「暑い・・・」

「そうね・・・」

二人はスカーフを被り、長袖の服とズボンを着ている

「ラウルって人は何処に居るんだっけ?」

「この国の南部のゾガの街よ、ここはこの国の中部だから、南部に向かう必要があるわね、砂漠越えね」

明日奈は少し心配になったので尋ねる

「勿論転移して行くんだよね?」

「えっ?歩いて行くに決まってるじゃない」

リナは歩いて行くつもりのようだ

「やっぱり・・・私絶対に嫌だからね、砂漠を歩くなんて」

「それが良いんじゃない、文句言わずについて来なさい!」

リナは転移しないつもりのようだ、港の外に向けて歩いて行ってしまった

「何であんな旅が好きなんだろ・・・はぁ・・・」

明日奈は仕方なく砂漠を歩くことにした



ダナ砂漠

気温は46度、太陽はさんさんと輝いている

明日奈の尻尾は下がり、スカーフで見えないが耳は垂れているのだろう

「暑いマジで暑い、だからやめようって言ったじゃん!」

「ええ暑いわね」

リナは文句を言う明日奈と違い、ずんずんと砂漠を進んでいる

「休もうよー」

「まだ二時間しか歩いてないじゃない、まだまだ行くわよ!」

リナは休むつもりは無いようだ

「いじわるー」

明日奈はそんな事を言いながらもついて行く、置いていかれたら困るからだ

「止まりなさい明日奈」

「どうしたのよ・・・」

明日奈が急に止まったリナにどうしたのか尋ねる

「何かいるわ」

「・・・本当だ、何かいる」

明日奈はスカーフの中の耳をピクピクさせて周りの音を聞く

「何?砂漠を泳ぐ鮫?」

「あれはサンドシャークよ」

サンドシャークの群れは二人を囲むように動いている

「リナ、私今暑くてかなりイライラしてるのこいつらで晴らしていい?」

「勝手にしなさい」

リナは明日奈に許可を出した

「ふふふ、ありがと」

明日奈は笑うと尻尾を九本出した、戦闘開始だ



サンドシャークが砂から飛びたし飛びかかって来る、明日奈は尻尾を突き刺すと、飛び上がり銃を撃つ

「インフェルノレイ!」

燃え盛るレーザーを砂に向け放った

「フハハハハ!機嫌が悪い所に襲って来たのが間違いだったね!」

明日奈は暑くて線が少し外れているようだ

「あらあら激しいわね、まぁ私のせいね」

リナはそう言うと大剣を抜き、砂から飛び出してくるサンドシャークを切り伏せて行く

「オラ!」

九本ある尻尾から色んな方向に魔法を放つ、そして銃で右から飛びかかって来るサンドシャークを撃つとこれで最後の一匹だったようで戦闘は終わった




明日奈とリナは火を起こし寒さに耐えていた

「今度は寒い」

「何よ、その目は」

明日奈はリナをジト目で見ている

「転移したらこんな暑い目や寒い目にあわなかったじゃん!」

「悪かったわよ、砂漠を歩いてみたかったの」

リナもこんな天候がキツイとは思わなかったようで、素直に明日奈に謝った

「それじゃもう転移しようよ」

「そうね」

明日奈とリナはゾガの街に転移した


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