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金色の九尾  作者: ブレイブ
二章異世界の妖狐
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三話

初めて異世界の町の外に出た明日奈だが?

門から町の外に出た明日奈はアラの森に向かっていた

「やっぱり緊張するわね、落ち着かないとやられちゃうわ」

よく見ると明日奈の尻尾の毛が少し逆立っている

時刻は昼の二時、外は明るいが森の中は暗いのでやはり注意が必要なのだ

「森に付いたわね、ちょっと怖いし一応剣は抜いておきましょう」

剣を抜きながら森に入る


「確か木の下、または木の近くに生えた少しギザギザした草だったわね」

森を少し進んだ所で立ち止まり、明日奈は周りを見回していた、そしてアリシアに見せてもらった植物図鑑に載っていた草とそっくりな葉を見つけた

葉の匂いを嗅ぎ少しスッとした匂いがしたらそれは薬草である

「うーん・・・確かにスッとした匂いがするわね、周りに結構生えてるけど私以外にも取りに来る人がいるだろうし、ここでは三本くらいにしておこう」

そして明日奈は更に真っ直ぐ進んで行く、真っ直ぐ進めば、帰りはそのまま引き返せば森の外に出れると判断したからだ

そして森を進みながら薬草を集める

「18・・・19・・・20!これだけ集めたら大丈夫ね、さてと帰りましょう」

そして明日奈は真っ直ぐ進んできた森を引き返そうとすると、耳がピクリと反応した

「何か音がする・・・もしかして魔物!」

明日奈が言う通り、二匹のゴブリンが現れた

「ゲゲゲ、キツネダ、キツネノオンナガイルゾ!」

「キツネノオンナナンテ、クッタコトナイ、ツカマエルゾ!」

この世界のゴブリンは赤い肌、身長は140センチ位である、魔物はハイ、エルダーと強くなって行く

「チッ、少し進み過ぎたみたいね、逃げきれないだろうしやるしかないわね」


明日奈は右手に持った剣を構えると戦闘態勢に入る

「ほらっ!来なさいよ!」

「キツネノオンナクッテヤル」


そう言うとゴブリンは突っ込んで来る、ゴブリンが持った錆びた剣を明日奈は剣で受け止めると唾競り合いに入る

もう一匹のゴブリンが明日奈の背中を狙うが、隙だらけの攻撃なのでゴブリンは顔を殴られる、鍔迫り合いに競り勝つと殴り飛ばした方のゴブリンの心臓を突き刺す

「ツッ・・・ごめんね」

一匹のゴブリンを倒し、唾競り合いに勝った方のゴブリンと再び向き合う

「ヨクモナカマヲ!、ゼッタイにクッテヤル!」

「私だって死ぬわけにはいかないの」

怒り狂ったゴブリンは錆びた剣をめちゃくちゃに振り回し、近付いて来る、明日奈は冷静にかわす、そして隙だらけの大振りの攻撃が来た時、勝負が付いた

「隙だらけよ!」

ザシュ、ゴブリンは肩から斜めに切り裂かれ絶命した


戦闘が終わり明日奈はその場に座り込んでしまう

「はぁはぁ・・・やっぱり不良達と同じようには行かないわね、体が硬くなって思うように動かなかった」

明日奈は息を整えると立ち上がり万屋に帰って行った


監視する者達

「なぁ・・・」

「本部に連絡する・・・」




ちなみに万屋があるのはアラの町、それなりの広さの町です

冒険者ギルドも有り明日奈は後ほど訪れます

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