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--+Forth+--

先ほどまでのかわいらしい・・・姿とは裏腹に美しい姿になっている


ミディアムくらいの長さになった髪の毛はきらびやかになびいている


「加護が受けられるんですか?」


「あぁ,一応な,お主ば“念”があるな。しかも不思議な……。」


それはそうだろう。今までは“強さ” ”憎しみ“そういった奴しか闇魔法に興味をしめさなかった。


しかし,ムイは,そのかけらすらない,あくまで深い探究心しかないのだ。


「加護をやろう。“Nox”」


全身全霊に闇の血が騒ぐ。

心地よいようで,不思議な感覚。


「ありがとうございます。」


「帰りは送ってやろう。安心せよ。一発だ。」


「お,お手柔らかに,,。お願いします。」






____________________________________________



「ムイ様ぁ!!!おかえりなさい!!!」


「ただいま,フィア」


一番に抱きつかれ,受け止める。


「あの,ディオン様が二位ですって!!

 一位は誰なんでしょうか,,。」


「あぁ,模試の結果のこと?入園試験の。

 それなら私のことだよ。」


「す,すごいですわー!!!」


「おい,」


そうやって呼び止められる。あのかの有名なディオン・ヴィリアス第三皇子ではないか。


「何故俺よりも結果がいい?」


「さぁ。」


「貴様より俺のレベルが低いなど認めない!」


「私,貴様って名前じゃないんだけど。」


めんどくさいのに絡まれたな。


「……俺はヴィリアス家の正当なる後継。幼少からあらゆる英才教育を修めてきた。それを,上回るなど,なんらかのバグだ!


貴様,名前は何だ!」


「バグっていうなら,貴方の解答の[『魔獣化の回復の最適化』],あそこが無駄だらけだったわよ。……名前,ムイよ。貴様じゃないわ。」


「ムイ!絶対にお前に俺は勝つ!!」


「頑張って。それより勉強したいけど。」


______________________


______________________


______________________


「……闇を操るあの女を止めるには,聖魔法が必要だ。だが,俺にはその資質がない……。

……くそ,笑わせるな! 資質がないなら,[「理論ロジック」]で無理やり引きずり出してやる!」


そう思い,聖魔法の所に行っていた。



______________________

____________________________________________



「闇魔法の使い手が現れたのだな。イーモスよ。」


「そういう聖魔法もあったのでは?ルーモス。」


「あぁ。白髪の男だった。」


「面白いことになりそうだな。」



______________________

______________________




「ぐぬぬ,,。また負けた。」


「いいじゃない。剣の試験ではディオンの勝利だったじゃん。」


「お二人とも,,仲良くしてくださいませ!」


「逆にお前なんでそこまで知ってるんだよ。

お前が読んでいたという魔導書,全て魔術研究用だったぞ。」


たしかに。なんで私あんなに魔導書読んでたんだっけ。思い出せるのは,御祖父様だけだった。


『ムイ,もっと知りなさい。そうすることで,お前は闇の“耀”となる。』



「ってか,お前じゃないっつーの。」


「あぁ,クソっ!!!」


そんな日常が壊れるのも後もう少し,,。


________________________


「ムイ様!一緒にカフェの絶品スープを食べに行きませんか?」


カフェ KETE(キート)


そこには絶品スープがあるらしく,小耳に挟んでいたため知ってはいた。


「いいよ。行こうか。」


学園から徒歩十分,こじんまりとした所にある。

レンガ造りの落ち着いたカフェ。ムイ様とフィアが席に着こうとすると,


「んな?!」


あの皇子様がにっこにこでパフェを食べているではないか。口いっぱいに詰めて「げっ」とでも言いたそうな表情だ。


「……ふん。偶然だな,貴様ら。私もたまたまこの店の地脈の調査に来たところだ。」


「……地脈? 嘘おっしゃい。貴方,ここが新作スイーツの激戦区だって知ってて来たんでしょ?」


「まぁ,あのディオン様。少し混み合っておりまして,よかったら相席していただいてもよろしいでしょうか?」


「っ,,断れると思って言っているのなら相当たちが悪いぞ。」


「わぁーい。」「ありがとうございます!」


そこで,私達はお目当ての“黄金のコンソメスープ”を頼むことにした。



「お待たせしました。黄金のコンソメスープが二点でよろしかったでしょうか。」


「はい。」


そうして来たスープは澄んでいる黄色で透明で綺麗だった。


「おいしい…!」


「本当においしいねぇ!」


そうやって幸せな時間を過ごした。


「ありがとう。奢ってくれて。」


「男性が奢らないと紳士ではないだろう。」


「……たまには,こういう非効率な時間も悪くないわね。フィア,誘ってくれてありがとう。」


「えへへ,そんな。 美味しいもの食べるとツヤツヤになる気がしますわ!」


「……フン。また別の店に『調査』に行く必要があるなら,……二人共,予定を空けておけよ。」


「それ,スイーツが頼みやすいからじゃ,,。」


______________________

______________________



「土魔法の神・東の神域にいる,メング様

 火魔法の神・南の神域にいる,リンネ様

 雷魔法の神・西の神域にいる,ジェン様

 水魔法の神・北の神域にいる,ズィー様

 この神々はまとめて四神と言われております。

 聖魔法の神・中央都市の上部にいる,ルーモス様,

 闇魔法の神・中央都市の下部にいる,イーモス様。この二人は双子と言われておりますが,確証はございません。」


知ってるよ。そのくらい。でもなんで知ってるんだろう。あれ?


神って,,,,。


その時意識が途切れた。





¿  ‽  ¿  ‽  ¡  ‽





______________________

______________________

______________________




「すみません!ムイ様みませんでしたか?!」


「えぇ,,みてないなぁ。」


かれこれ,倒れてからムイ様の姿を見ていない。

どうしよう,いなくならないで。一人にしないで。


「あ!ディオン様!!ムイ様見ていないですか?!」


「いや,見ていないな。父上と話があって。」


「ムイ様がいらっしゃらないんです!!」


青ざめた顔になって,一旦保険の先生に聞こうとそれぞれが言い合う。


「クロムウェル嬢?御祖父様らしき人が連れて帰りましたわよ?」


「なら,よかったですわぁ。」


「,,。貴様。フィアとでも言ったか。」


「えぇ。どうされました?」


「俺は,ムイに勝つため,聖魔法の加護“ルーチェ”を受けた。加護はその魔法の強化をするものだ。その説明を受けた上でこの言葉を聞け。」


«《嫌な予感がする。》»


聖魔法を受けた女性は聖女と言われ,国の未来などを神託とし,受け取る術がある。

聖魔法の加護を受けたのなら,そのちょっとした感はあたる可能性が高い。


「先生!外出許可を!!」


 


 ム イ が 危 な い 。


______________________

______________________


目が覚めると,御祖父様がいた。

何か喋っている。


「いいぞぉ。神にへと順調に進み続けている。

 全てはクロムウェル家の繁栄のためだ!!!」


そういうことだったんだ。全て。

優しくしてくれていたのも。魔導書を読ませてくれたのも。なんだか疲れてしまった。


このまま寝続けたい。


「起きろ!!!!」


「え?!」


あのディオンが?何故ここに?


「ディオン様っ,,。お早いですわ,,。」


フィアもいるし。


「何故うちに構う。私の邪魔をするな!!何の関係もないくせに!!!」


「いいえ。私は,ムイ様の親友ですわ!」


「あと,俺は,,,。」

読んでくださりありがとうございます。

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