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久しぶりに顔を出す


「よう、久しぶりだな」



結局あの後4レベほど上げてから、

戻ってきて寝たわけだけど、そこで俺は気づいてしまったのだ。



ハイヒールあるし、というかそもそもHP吸収あるし、状態異常耐性もそこそこついてきてるし…

帰還魔法陣500個も袋の登場とともに出番無くなっちゃったし…まあつまり、



(俺薬屋による理由だけなくなってね…?)



ということに。



そりゃ、もちろん武器屋のおばさんにも同じことは言える…

しかし彼女は加工屋でもあるから、今はそうでもないが、上級ダンジョンではお世話になること間違いなしだと思う。



というわけで、久しぶりにエリカの顔を見に来た、というわけだ。




「ノエル、ノエルじゃない!  久しぶりね」



「ん、まあ、一ヶ月ぶりってところか」



「そうね、全然買いに来ないし、心配してたんだからっ」



「ああ、ごめんな。 ちょっと(レベリングが)忙しくてな」



「ふうん、それでどう? 少しは強くなれたの?」



「もちろんだ。 今は中級ダンジョンの13階層まで攻略したぞ」




正直今の狩場は美味しいので、レベル85くらいまではやってもいいと思っている、とは言えない。




「なに? ポーションでも買いに来たの? ああ、なんでもノエルのためにラインナップも増やしたのよ? まずこれがハイポーション、それからこっちが魔力回復用のポーションなんだけどね…」



「ああ、その、いまはその、もう回復は必要ないんだ…」



「えっ…」



「まあその、回復魔法?が使えるみたいなんだ…」



「それじゃあ、これは?  なんでも経験値をブーストできるアイテムみたいなんだけど…」



そう言って出されたのは、

よくわからない札だった。



「え? なにそれ効果時間は?」



「1時間だって。  でもこれ、5%しか上がらないみたいで、ほとんど効果ないみたいなんだけど…」



「100個、いや1000個くれ!!!」



「え、これ、1個1万ゴールドもするんだよ? ノエル、正気?」



「ああ、もちろんだ。 とりあえずあるだけもらえるだろうか?」




5%と言っても20体倒せば1体分変わるということだろう?

それはデカい、そして必要だ。



「とりあえず今回は試しで100個だけ…」



「オッケー、100万ゴールドだな」



そう言って俺は袋から100万ゴールドを取り出して、エリカに渡す。



「いやあ、ありがとうエリカ。 これでおじさんプリーストとデーモン狩りが捗っちゃうぞ!」



「えっと」



「いや、もうこれからは超常連になるぞ、間違いなく。 エリカ様様だなあ」



「100個も買っていったら、会えないでしょうが!」



「あー、大丈夫大丈夫、1日10個以上使うんだからさ。 それじゃあまた!」



「はあ… まあ、気をつけてね」




中級中層の魔物ともなれば、そりゃ魔石の単価も跳ね上がるってものだ。



背水で火力盛って効率やれば、1000万ゴールドですら容易い。



昔はRPGゲームをやりながら、この金が現実でも使えたらなあ…なんて考えていたはずなのに、今はそれが現実になっている…



今じゃもう、アルバイトなんでやってられないだろう。






そんなわけで、ワクワクダンジョンに潜った結果wwwwwwwwwww



ノエル LV83



冒険者レベル2



体力 4380/5300


魔力ポイント1400/1517



攻撃力 1515


魔法攻撃力2270


防御力 1420


俊敏 1471




魔法


フローズン

デポイズン

ブラックサンダー

ギガメテオ

エクスプロジオ

エクスヒール

マジックアップⅡ




パッシブスキル


状態異常耐性Ⅳ

HP吸収

HP変換(MP)

魔法結界貫通

弱点属性特効




あー、このまま99で終わってしまうのか、

それとも、終わらないのか?



終わるわけないよなあ?



今も15階層、16階層と進んでいるものの、

敵が弱すぎてどれだけ強くなったのかがわからない。



加えてこっちは敵に魔法の耐性があろうとなかろうと、関係ないと来ている。



ゲームで言えば、歩いてスキルボタンを押すだけのゲームになっていると言ってもいいだろう。




同じ場所でレベリングをしているせいで、

他のパーティーと出会うことはほとんどなかったけれど、

進んでいくうちにいくつかのパーティーが戦っているのを見て、危なそうなパーティーを助けたりもした。



「大丈夫か?」


「いや、大丈夫だ。 いま俺たちはレベルを上げてるんだから、邪魔しないでくれ」


「そうだよな! じゃあ、俺は先に行く…頑張れよ」



必死に戦ってるから手伝いたくなるが、

パーティーは助けを必要としていないことも多いものらしい。



いちいち聞くのもめんどくさいし、

いっそのことゲームみたいに救難信号でも持っておけば良いのにな。



というわけで、30階層へと到着する。




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