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これが魔書か。
本棚に置いてあった大量の書物とあんまり
変化はないように見える。
これを読めばスキルが身につくのか?
俺はそっとページを開いてみる。
羅列した文章は相変わらず分からない。
「どうやってスキルになるんだこれ」
読み進めてもやはり理解できない。
扱い方が分からない為、もしかして
今の俺には使用できない可能性があるのか。
だがそれは杞憂だと悟った。
あるページに目が止まったのだ。
「文字が動いてる、、、」
青白く小さく発光し、文字が動いているのだ。
その文字達はゆっくりと移動し、
一つの形を形成していった。
手の形のような模様だ。
「これは手を置いたらってやつか、、?」
ええい!ままよ!
俺は魔書に手をかざした。
するとその瞬間、大量の情報が頭を
支配する。映像、声、文字、温度。
体験したことのない何かが起きている。
「ぶわぁっ!!がはっ、、、、はぁはぁ、、」
どれくらいの時間が経ったか分からない。
いや、そう感じるだけなのか。
汗だくになって咳き込むほどに疲労感がある。そして頭に流れてきた情報の中にはあの女もいた。
そう、転生強制ネキだ。
なぜいたのかはもちろん分からない。
「あ、、、そうだ、、ステータス!」
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佐藤圭 LV.①
HP(体力)...16
MP(魔力)...11
ATK(攻撃力)...3
DEF(防御力)...5
AGIすばやさ...2
LUK(運)...2
未振分...30
スキル
神の慈悲
...様々な状況下において神からの慈悲を受ける。
翻訳
...様々な言語を即し理解、使用することが可能
所持
銅の剣 木の盾 アイテムボックス
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俺は新たなスキルを手に入れた。