表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/13

4


とりあえずスキルはモンスターと

エンカウントするまでは振らないことにした。



近くに町や村があれば良いのだが

土地勘もなく、いつ到着するかもわからないなら

極力戦闘は避けるべきであり、偏ったステータスに

なるのを防ぎたいからな。


そうと決まれば食べれるものや水を探しつつ

村を探そう。あれ、なんか本格的に冒険っぽくて

楽しくなってきたな。






....。


かれこれ2時間ほど歩いただろうか、、

食べれるものどころか水も見つからない。

延々と同じような道を歩いているような

錯覚に落ちるほど森を抜けそうにない。


「モンスターに出くわしてないのが救いだな、、」


だが悠長なことは言ってられない。

少なくとも水だけは確保しておかなければ

生死に関わってしまう。



「ん?なんだあれは」


15メートル程先になにかあるな、、、

注意をより一層払いながらおそるおそる近づく。



「こんなところに、、家?」


それは明らかに人が作ったと思われる家だった。

外装はプレハブ小屋ほどの大きさで

レンガの壁に煙突まであるものだが、

人気はなさそうだ。


「中に入ってみるか、、、」


木のドアをゆっくり押して中を見ると

動物の皮が吊ってあったり、大量の本が

あったり生活感を感じる。


机の上に一枚の紙を見つけた。




魔と光 憐れむ神に救いの手は無く

人に飽くなき探求 自らの手 掴むよう

最果ての此方で得るは 未来を変える力

成すべく為に この地を築く



なんか頭おかしいやつが住んでたみたいだ。

文章力なさすぎるだろ。

この文章の意味は分からないが、

なにかの目的があってこの家に住んでいたんだな。

とりあえず異世界初めての探求は

サイコパスもどきの家ってなかなかに

報酬は残念だ。




佐藤圭は家を手に入れた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ