おまけページ
おまけです。
※ ネタバレを含みます。本文読了後にお読みください。
紅茶について少し。
作中に出した「アップルティー」、「ダージリン」、「ロイヤルミルクティー」。
アップルティーは、香りをつけたフレーバードと呼ばれるもの。大手の紅茶会社から、それぞれ出ています。珠子が学生時代に飲んでいたのはおそらく、有名どころのフレーバード紅茶。ブレンドなどは、各会社のレシピによって違います。
ちなみに『パルミラ』では、フルーツを使った「ポットフルーツティー」や、りんごのジュースを混ぜて作る「オーチャド・ティー」もありました。出せませんでしたが。
ダージリン。インドのダージリン高原でとれる紅茶の総称です。作中に出した通り、旬が三回来ます。有名な「マスカテル・フレーバー」、マスカットの香りは、春先のファーストフラッシュではほとんどなく、夏のセカンドフラッシュが一番強く、秋のオータムナルでは弱まって、穏やかに落ち着いた香りとなります。
味は、ファーストフラッシュは若い感じ、セカンドフラッシュでは渋みが強め、オータムナルではまるみを帯びた味となります(茶園によっても味が変わりますが)。それぞれの味と香りにファンがいます。
セカンドフラッシュは、他の季節のものと比べてパワフルなイメージです。男性的な感じというか。それで加奈の好みとして選びました。
ミルクと砂糖を入れると味が柔らかくなるのですが、ここではあえて、ストレートで飲んでいると考えて下さい。
ロイヤルミルクティー。この名前が通用するのは実は、日本だけです。
煮込むタイプのミルクティーで、「シチュード」と呼ばれる方法で作ります。意味はそのまま、「煮込む」。普通のミルクティーよりも味が濃厚で、まろやか。美味しいです。
通常、チャイと同じとされます。チャイの場合は安い茶葉で雑に作り、スパイス入れるのが美味しかったりするのですが。
ロイヤル(王室の)なんて名前なので、高級な感じがしますが、調べてみると、あれえ? となるので、ギャップの意味合いも兼ねて、春菜の好みにしました。使っていた茶葉はおそらく、アッサム。
おまけレシピ
「本物のリンゴを使ったアップルティー」
用意するもの
茶葉(ニルギリ、ディンブラなどちょっと軽い味のお茶)5グラム
熱湯300cc
りんごスライス5,6枚(いちょう切りにする)
1.温めたカップに、りんごスライス2枚を入れておく。
2.温めたポットに茶葉と残りのスライスを入れ、熱湯を注ぐ。
3.2,3分蒸らす。
4.茶漉しを使ってカップに注ぐ。
※ 軽く温めたリンゴジュースを混ぜると、オーチャド・ティーになります。
「ロイヤルミルクティー(チャイ)」(シチュード・ティー)
用意するもの
片手なべ
牛乳 ティーカップ一杯
水 ティーカップ一杯
茶葉 アッサムやケニヤなど、5グラム
茶漉し
砂糖
スパイス(シナモンなど、好みで)
1.手鍋に牛乳と水を入れる。
2.茶葉を別の皿に入れ、湯に浸しておく。
3.沸騰直前に茶葉を入れて火を止める。
4.鍋にふたをして、3分蒸らす。
5.温めたティーカップに、茶漉しを使って注ぐ。好みで砂糖を入れる。
※ スパイスを入れる場合は、茶葉の前に入れます。
夜中にちょっとずつこれ、書いています。
活動報告でも書きましたが、うちの犬が倒れまして。夜中に容体がおかしくなるので、夜、二時から五時ぐらいまで、様子を見ています。
吐きそうになると胃液で食道が痛むらしく、暴れるので、撫でてやります。
何もなければネットに接続してこれ(おまけ)を書きます。
そういうわけで、このページは、私の気晴らしも兼ねています。妙な所あったらごめんなさい。
(本文の方は完成させてからの投稿なので、作品として完結しています。このページだけ、気晴らしです。)