ゲート向こうで
「ここがゲートなのか・・・なんて神秘的なんだ」
「もたもたするな!さっさと入れよ」
背中を押される。仕方なくゲートに入った。
一瞬、嫌な気分が支配。これってなんなんだ・・・
「あ!眩しい!」
そこには、広大な土地が広がっている。
そして戦いの残骸もあっちこっちに散らばってるぞ。
足元には白い物が・・・これって人骨なのか・・・あれって人工物が・・・
駆け寄って調べる。
「訳が分からん機器だ。これって帝国の魔法機器か・・・」
後ろから調査隊の隊員が入ってきた。
「おい!調査の邪魔だ。そっちは外で警戒でもしてくれると有難いが・・・」
なんて嫌な奴なんだ。
あんな奴のお守りをするのかよ・・・
「敵だ!敵が来たぞ!」
なんだと敵が来たのか・・・急いで外に出る。
空にクラゲのような物がふらふらと泳いでいた。
体が透き通っていて無数の触手をひらひらとさせている。
あ!稲光だ。
呆気なく隊員の1人が意識を失って倒れる。
駆け寄った隊員が「微かな息をしてるぞ」
あんな怪物は初めてだぞ。
俺は対戦車用ライフルを構えた。
そして引き金を引く。
凄い爆発音が支配。
905口径(約22.9mm)の銃弾がクラゲを貫通。
魔物相手に戦った俺だから扱える武器だった。
それなのに貫通した穴が再生されて塞がるなんて、そんなあり得ない。
俺は銃弾を変えて撃った。
当たった瞬間に燃え出した。
特別な火魔法が付与された弾丸だ。
これを使って正解だった。
クラゲは嘘のように燃え広がって死んでいったぞ。
「田中、でかしたぞ」隊長から褒められたぞ。
またもや飛来してきたクラゲを撃った。
22のクラゲを撃退。
「隊長、残り8発です」
「そうか・・・大事に使え・・・」
「田中、雷魔法の付与弾だ。これも10発しかないが大切に使え」
「え!そんな銃弾もあったのか・・・」
「これも最近開発された物だ。俺が無理やり持って来たんだ。1発3万円だ」
「そんなに高いのか・・・ありがたく使うぜ」
補給を運ぶ新田から箱を受取る。
箱のラベレには雷弾と書かれてた。
実際に取り出して見る。
銅に黄色い筋が無数に刻まれている。
「何かが飛んで来たぞ!」
それは羽音だ。そして飛んで来た正体は、黒いカマキリだ。
1人の隊員の首が切られて落ちる。
あまりにも一瞬の出来事に隊員は呆然とする。
俺は支給された雷弾に変えて、俺に向かって来たカマキリに撃ち放った。
雷弾が当たった瞬間に雷撃がカマキリを襲う。
カマキリは、そのまま地面に激突。
ピクリともしない。
そのカマキリを足で突く。なんて硬さだ。
鉄のカマキリだった。俺の見た目の判断に間違いがなかった。
鉄だと思った瞬間に、雷弾が有効な弾と判断。
「切られたのは新田だ」
「え!新田だと」
俺は駆け寄った。
「嘘だーーー!」
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